主婦兼ママ芸人の爆笑奮闘記~第12章~ (ページ17)

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チェンジ・ザ・キャラ【宮下草薙・宮下編】②　※キャラ崩壊！ページ17

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テレビ局内。

『気になることを言うてはったね…』

横山｢やから真に受けんなって。
どうせ俺らに仕掛けるドッキリの予兆やろ。アルピーさんは仕掛人の一人なんやって｣

『そうかな？ドッキリにしてはなんか漫画チック過ぎん？』

横山｢まぁ確かに、こういう非現実的なヤツは大体野爆のロッシーさんとかエイトブリッジの別府みたいなド天然な人がターゲットになるやんな。
ま、仮にドッキリやったとしてもそれらしく乗っとこうや｣

『そ、それじゃヤラセになるやん…』

確かに途中で気付いて見破ったりしたら芸人として美味しくないしお蔵入りになりかねんけどさ…。

？｢Aさぁーーーーん！！｣

『きゃあっ！！』

横山｢！？｣

突然背後から大声で呼ばれて振り返った途端にギュウッと誰かに抱き付かれた。

横山｢おいこら！何しとんねん！？｣

『ど、どうしたん草薙くん？』

草薙｢Aさん助けて！｣

私の身体を大きな身体をで包むように抱き締めてきたのは草薙くんやった。

『と、とりあえず落ち着いて！』

横山｢どさくさに紛れて何しとんねん！？早よAから離れんかい！｣

パニック状態で中々私を離してくれへん草薙くんを弘が力付くで引っ張ってくれたお陰で何とか草薙くんは私を離してくれた。

『び、びっくりしたぁ…。どうしたん？』

草薙｢あ、あのっ、そのっ、実はっ｣

横山｢落ち着けってば！｣

『大丈夫やから、一旦ゆっくり呼吸して落ち着こね？』

走ったせいもあるのか息が上がる草薙くんの背中を優しくリズミカルにゆっくり撫でてあげると、落ち着いてきたのか息が少しずつ整ってきた。

草薙｢す、すみませんAさん｣

『えぇよ気にせんで。
それより一体どないしたん？』

横山｢何かあったん？｣

草薙｢実は、今朝から宮下の様子がおかしくて…｣

ハンミ｢宮下｛くん｝の様子が？｣

草薙｢今日たまたま同じタイミングで家から出て来たんですけど、いつもなら落ち着いた感じで｢おはよう｣って挨拶するのに、今日はなんか｢おはよーさーん！｣って今まで見たことないくらいテンション高くて満面の笑顔で…｣

横山｢あの宮下が…？｣

草薙くんと宮下くんは同じマンションの同じ階に住んでいるから時々居合わせるのは別に不思議じゃない。

草薙｢それに喋り方もなんか関西弁っぽくてめちゃめちゃハキハキしてて元気で…｣

『え、ほんまに？』

宮下くんは群馬県出身なはず…。