しゅんしゅんクリニックPの未練�� ページ38
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収録後。
しゅん｢あー、お腹痛い｣
ずっと笑いが止まらない収録だったなぁ。
『はじナイ』の収録はすごい面白いって噂では聞いてたけど、想像以上だったなぁ。
スタッフも皆ハンミさんを慕っているみたいで良い人だったし。
こんな楽しい現場だったらレギュラーになりたい！……大阪通いは大変かもしれないけど。
しゅん｢あ、そうだ…｣
楽しかった収録の余韻を噛み締めながらトイレで用を済ませて手を洗っていると、ふとこの後の予定を思い出した。
この後は東京戻って結婚式のプランを彼女と話し合うんだ。収録が楽し過ぎて忘れてた。
しゅん｢……｣
何故だろう？人生で一番幸せな時を迎えようとしているのに、気分が晴れないのは…。
彼女と婚約してからは医者としても芸人としても忙しいながらも充実して幸せに満ちていたのに、今日はそんな気持ちが嘘みたいに空っぽだ。
Aさんもあんなに祝福してくれたのに何故か喜べなかったし。
しゅん｢…っ｣
あ、まただ。Aさんから結婚祝いを貰った時と同じあの胸の疼き。
本当何なんだ？仕事疲れで限界サインが出始めたのかな？それとも何かの病気の症状？
一度検査受けた方が良いかもしれない。大事な時期だし悪化する前に改善させないと。
そう決めた時だった。
りんたろー｢しゅんP！！｣
しゅん｢！？｣
男子トイレに何やら慌てた様子で収録が一緒だったりんたろーさんがバタバタと音を立てて入って来た。
僕を探していたのか額に汗が浮かんでいる。
しゅん｢りんたろーさん、どうしたんですか？｣
りんたろー｢Aさんが、Aさんがっ｣
しゅん｢！！Aさんがどうしたんです！？｣
りんたろー｢と、とにかく来てくれ！！お前が頼りなんだ！！｣
りんたろーさんの慌てぶりに彼の口から発せられた人物の名前。
何があったかは分からないけど、とにかく僕が頼りということはAさんがケガをしたか急病に見舞われたかということだけは察した。
一体Aさんに何があったんだ！？
僕は手が濡れたままりんたろーさんの後に続いて男子トイレを飛び出した。
Aさん、すぐ向かいますから待ってて！！
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控え室。
ーバンッ！
りんたろー｢連れて来たぞ！｣
しゅん｢一体何が！？｣
乱暴にドアを開けて控え室に入ると、そこには共演者達が心配そうに床に倒れたAさんを囲っていた。
倒れるAさんの側には、微かな異臭を放つ白濁色のドロドロしたモノが…。
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コッティ(プロフ) - miiiiiさん» こんにちは！リクエストありがとうございます！時々更新が亀以上になってしまうこともありますが、どうぞよろしくお願いします！コメントありがとうございました。 (2020年6月21日 9時) (
レス) id: 4263074a64 (このIDを非表示/違反報告)
miiiii - いつも楽しく読ませていただいてます！主人公ちゃんと大林さんの出会いから結婚するまでのお話や、付き合いだした時の周りの芸人さんの反応のお話が読みたいです！これからも無理せず頑張ってください！ (2020年6月20日 22時) (レス) id: 8c27785a75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コッティ | 作成日時：2020年6月16日 14時
