互いを知って愛を知る�� ページ22
8年前。
今まで恋愛なんてしたことがなかった私にとって毎日が新鮮やった。
健二と初めて手を繋いたことも、初めてキスしたことも、愛し合ったことも。
楽しくて幸せな日々の連続やけど、勿論そうでないことも沢山あった。
私がきざっちゃんら同期と遊びに行ったことに健二が怒って喧嘩したり、健二が過激なファンに抱き付かれて大騒ぎになったり、ジャルジャルさんの｢大林さんが知らん女の子と手繋いで歩いてた｣って質の悪い嘘のせいで健二とギクシャクしてもたりしたけど、そんな困難も何とか乗り越えて3年が過ぎた。
木崎｢Aちゃん、いつになったら大林さんと別れてくれるん？｣
瀬戸｢あの人女癖悪いやろ？しんどない？｣
村本｢泣かされたりしてへん？｣
横山｢……ウザ｣
『ど、どないしたんですか？』
私が健二と付き合い出してから、きざっちゃんら同期や先輩方が何故か健二とのことを色々聞いてくるようになった。しかも何故かほとんどネガティブな質問ばっかり。
濱家｢Aちゃん、この際やから大林さんへの不満全部ぶちまけてみ？俺らが相談に乗ったる！｣
横山｢見苦しいアタック…｣
山内｢ロンお前ちょっと黙れや｣
『不満、ですか…？』
男｢おん！何でも言うて！｣
『そうですね…』
男｢……｣
『うーん…、
一緒に服買いに行った時に脚が短い故にズボン探すんに時間掛かり過ぎ……くらいかなぁ？』
男｢え？｣
横山｢ﾌﾟｯ…｣
健二がガチで悩んでることをちょっとしたジョークっぽく言うてみたけど、ウケたのは弘だけで他の男性陣は何故か呆気に取られたみたいにあんぐり口を開けている。
『皆さんどうしたんですか？』
トキ｢くっそぉ、可愛い顔して不満にもならんジョーク挟みやがって…｣
木崎｢だがそれが良い｣
瀬戸｢不満という不満が別にないってか？可愛えぇなおい｣
桑原｢絶対大林さんを越えたる…！｣
『？？？』
私のジョークがそんなにつまらんかったのかと思ったら、今度は怖い顔して何か言い出す男性陣。
横山｢はぁ、えぇ年した大人が一人の女巡って、何学生みたいな争いしてんねん？｣
『弘、あんた何言うt……っう"ぅ"っ』
横山｢？どうした？｣
言い終わる前に突然胃からグッと押し寄せるような吐き気が襲ってきて、咄嗟に口を押さえて口から出そうなのを堪えた。
『う"…ご、ごめん…』
横山｢いや俺は全然大丈夫やけど、どうした？具合悪いんか？｣
『いや、ちょっとえづいただけやから…』
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コッティ(プロフ) - miiiiiさん» こんにちは！リクエストありがとうございます！時々更新が亀以上になってしまうこともありますが、どうぞよろしくお願いします！コメントありがとうございました。 (2020年6月21日 9時) (
レス) id: 4263074a64 (このIDを非表示/違反報告)
miiiii - いつも楽しく読ませていただいてます！主人公ちゃんと大林さんの出会いから結婚するまでのお話や、付き合いだした時の周りの芸人さんの反応のお話が読みたいです！これからも無理せず頑張ってください！ (2020年6月20日 22時) (レス) id: 8c27785a75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コッティ | 作成日時：2020年6月16日 14時
