主婦兼ママ芸人の爆笑奮闘記~第7章~ (ページ35)

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漫劇ポリスが行く！③ ページ35

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楽屋。

この子中々出来る子やな。
食べ方も中々綺麗やったし自分が一般人やから遠慮してるんか俺らに振られん限り話に入って来んし。
会計の時も自分の食べた分を払おうとして、｢俺が奢る｣って言うたら｢自分は芸人じゃないから｣って遠慮してたし(最終的に彼女が折れて俺が奢った)。

今までの子らは｢芸人の彼女やから自分も先輩に奢られて当然｣とか図々しい考えやったのに。

美貴歩｢河井さん、本当にありがとうございました｣

河井｢えぇよ。遠慮せんでえぇから｣

レベル2以降を見るために彼女を楽屋に招いて帰って来た後も俺にずっとお礼を言うてる彼女。
確かに律儀な子やな。そこは認めよう。

岩倉｢あー、美貴歩ちゃーん！｣

ゆりやん｢久しぶりー！｣

美貴歩｢岩倉さん、ゆりやんさん！｣

食後にゆっくりしていると同じく外で飯を済ませて帰って来た岩倉とゆりやんが彼女に気付いて嬉しそうに彼女に駆け寄る。
そんな二人を彼女も嬉しそうに受け入れてハンミとさや香も交えて談笑し出した。

岩倉｢美貴歩ちゃん、髪型のシルエットちょっと変えた？｣

美貴歩｢はい変えました。夏やしちょっとでも軽くて涼しい感じにしたかったんで｣

『前はちょっと重みのあるショートボブやったもんね。今の方が美貴歩ちゃんの可愛さがより引き立って良いなぁ』

ゆりやん｢私もこの髪型の方が好き｣

美貴歩｢あ、ありがとうございます…｣

…正直俺も彼女の髪型好きや。Aちゃんの髪の次に好きや。
黒過ぎない自然な焦げ茶に清潔感あるサラサラショート。……えぇよなぁ。

横山｢美貴歩ちゃんくらい可愛かったらロングも似合うと思うねんけどな｣

石井｢そうですよね。黒髪ロングも絶対似合うのに｣

新山｢それはお前の好みやろ。
美貴歩、なんでショートにしてるんやっけ？｣

ショートになんか理由あるん？
そういや新山がショート好みやったような。
｢自分の好みに合わせてくれてる｣って自慢したいんか？

美貴歩｢前は胸元くらい長かったんですけど、絡むしセットが大変やし絵描くのに邪魔やし朝起きた時に手で踏んづけちゃって痛いんで、ロングは私にとってえぇ事なしやと思ってショートにしました｣

横山｢へぇー、新山が服装を上下白黒で統一してるんと一緒やな｣

新山｢美貴歩も俺と考えが一緒ってことですよ｣

岩倉｢お似合いで何より｣

『生年月日も血液型も一緒なだけあるよね』

……自慢したかったんはそこかい。