主婦兼ママ芸人の爆笑奮闘記~第7章~ (ページ29)

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愛のカタチ④ ページ29

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麗｢エスメラルダ殺されちゃうんですか！？｣

稲田(紅)｢フロロもフェビュスもクソやん！｣

谷口｢カジモドとフロロはどうなったんですか？｣

横山｢フロロはエスメラルダが処刑される風景をノートルダムで高みの見物していたところをカジモドに突き落とされて死ぬ。カジモドはその後、行方を眩ました｣

山田｢フェビュスは？｣

横山｢負傷しながらも一命を取り留めた。でももう事件にもエスメラルダにも関わりたくないという理由で二度とエスメラルダの前に顔を出すことはかった。
エスメラルダ処刑後、彼女を忘れたかのように婚約者と結婚した｣

河井｢後味悪いな｣

晃太郎｢見た目ばっかのクズ男｣

河野｢ここまで聞くと正真正銘のバッドエンドやけど、実は続きがあるねん｣

熊元｢続き？｣

梅村｢事件から数年後、ノートルダムの聖職者が死刑囚の遺体を葬るお墓を掘り起こし、エスメラルダと思われる女性の白骨化した遺体を発見した。
遺体は何故か歪な形をした別の白骨化した遺体に抱き締められていて、その遺体は男のモノと推測された。
聖職者が二つの遺体を引き離そうとすると二つの遺体は粉々に砕け散り、引き離すことはもう出来んくなった…｣

洲崎｢それって、もしかして…｣

原作でも男の遺体の正体は明かされてはないけど、そんなん言わんだって分かる。

梅村｢死んで初めてカジモドを受け入れたんちゃうかな？｣

空｢…皮肉やわ｣

野村｢いつの時代にも河野やフェビュスみたいにうわべだけで女を手玉に取るゲスがおるモンやな｣

河野｢やめろ！俺はフェビュスみたいに女騙さへんから！｣

河井｢上っ面だけの人間に騙されてまう程エスメラルダも純粋やったんやな｣

横山｢カジモドの愛こそが誰よりも美しいことに気付く純粋さはなかったでしょうけどね｣

晃太郎｢今の時代でもそんな健気で純粋な愛が｢重い｣って言われがちですよね｣

田中｢…俺はカジモドみたいな愛し方をしたいな｣

山田｢俺も。フェビュスになるんは嫌や｣

洲崎｢フロロも嫌やわ｣

稲田(紅)｢私やったらカジモドが良い｣

萌々｢私もカジモド選びます。見た目なんか二の次や｣

熊元｢ロクなイケメンよりブスでも優しい男がえぇもんね｣

物語から学ぶ純愛。
自分ために頑張ってくれる相手の気持ちを、誰も忘れんといて欲しい。

稲田(ア)｢次は俺がスムージー飲ましたる！｣

『自分で飲めるってば』

河井｢…まだやってんの？｣

横山｢稲田にはキモい下心しか見えんな｣