主婦兼ママ芸人の爆笑奮闘記~第6章~ (ページ15)

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こんなタイマン、あり？⑥ ページ15

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それから他のメンバー達の総当たり対決が繰り広げられていき、その中で一番多く得点を獲得した上位二人が最終決戦へ進むことになった。

横山｢最終対決は、綱引きフラッグー！！
さや香・石井VSからし蓮根・伊織ー！｣

石井｢おぉぉしっ！2度目のAさん回！｣

新山｢石井頑張れ！｣

伊織｢いったるぞー！｣

青空｢伊織頼む！｣

肥後｢結局今回も優勝者に美味しいとこ取られるのか｣

熊元｢ロンさん、ハンミさん以外全員倒しときますから私を最終対決に行かせてくれません？｣

横山｢殺人罪で逮捕されるぞお前｣

熊元｢あ、逮捕は嫌なんで、おつかれしたー！｣

横山｢なんじゃそれ！？｣

全員｢あははは！！｣

反発力の強いゴムを両者の腰に装着。
出題後、両者双方それぞれ離れた場所にあるフラッグを先に取った方が解答権を得られる。

横山｢尚最終対決は、…え、デモンストレーションあり？｣

『なんで？』

舞台袖からスタッフさんが出したカンペには｢デモンストレーションあります｣と書かれていた。
するとすぐにペロンと次のページを捲って私と弘に見るようペンでカンペを指して促した。

『あ、"時間が思いの外余ったから"なんですね』

横山｢なるほど、じゃあやりますか。
そうやなぁ…、河野と昂生でやってみよか！｣

河野・昂生｢俺！？｣

野村｢この二人どうせ大した活躍してへんかったし、えぇですね｣

河野・昂生｢悪かったな！｣

…まぁそんなこんだで急遽決まったデモンストレーション。
河野くんと昂生くんの腰にゴムを装着し、それぞれのスタート地点に立たせる。

横山｢では河野と昂生、準備は良いでしょうか？｣

河野｢いつでもOKですよ｣

昂生｢やったりますよ！｣

横山｢…言うとくけど、これはデモンストレーションやからな。敗者復活ちゃうからな｣

河野｢分かってますよ！｣

昂生｢早よやって下さい！｣

『さっきからずっとデモンストレーションって言うてるから分かってるって。早くしなさいよ』

横山｢分かったよ。では問題！
Aのスリーサイズを上から順に答えなさい｣

『はぁ！？』

横山｢ではよーい、スタート！！｣

なんちゅう問題出してるん！？確かに何故か私だけ公式プロフィールにスリーサイズ載せられてるけど！それ問題にする！？
河野くんと昂生くん答えられるん？絶対知らんでしょ？

私の気持ちをよそに河野くんと昂生くんはスタートど同時に光の如くそれぞれのフラッグ目掛けて飛び出していった。