とうきょうのみんなとかくれんぼ�� ページ25
小澤・ヒロ・横澤｢え？｣
｢いじちくんはそっち、だいくんはあっちでたくくんはあっち！｣
私達の腕から抜け出して、龍飛くんはあちこちを指差す。
伊地知｢見つかったかぁ｣
大｢もうちょっと脅かそうと思ったのになぁ｣
拓｢りゅうくんよく分かったな｣
龍飛くんが指差した3ヶ所の小道具の山から伊地知さんとダイタクさんがそれぞれ出て来た。
ヒロ｢え、伊地知さん達の仕業だったんですか？｣
伊地知｢おぅ！俺が小澤のケツに吹き矢ぶっ刺したんだ｣
小澤｢ちょっとぉ！めっちゃ痛かったんだからね！｣
拓｢俺がなっちゃんの足を掴んだんだ｣
横澤｢こんなとこで、やめて下さいよぉ！｣
大｢さっきの音は俺。紙袋があったから膨らまして割ったんだ｣
ヒロ｢子ども達いるんですからやめて下さいよ！｣
伊地知｢龍飛くんだけだったら何もしないで見つけられようと思ったけど、小澤達も一緒だったから脅かそうと思ったんだ｣
横澤｢もぉ、私達だけならいいですけどぉ…｣
龍飛くんは平気みたいだったけど亜美里ちゃんはびっくりして泣いちゃったんだから！
伊地知｢亜美里ちゃんごめんな｣
大｢怖かったよな？｣
拓｢お詫びに高い高いしてあげるから｣
さすがに三人共子ども達に対しては反省してるみたいで私の腕の中の亜美里ちゃんに謝罪する。
大｢りゅうくんもごめんな｣
｢ううん！びっくりしたけどへいき！｣
拓｢お、強いな！｣
伊地知｢小澤にもこれくらいの度胸と勇気があれば良いのにな｣
小澤｢悪かったね｣
私達大の大人はあんなに怖がってたのに龍飛くん悲鳴一つ上げなかったし、薄暗い中で伊地知さん達を見つけられたし。ほんと龍飛くんすごい！
あらかじめ決めたターゲットを連続で見事探し出した方がすごいけど(笑)
横澤｢最後はラフレクランさんだね！｣
｢うん！｣
ヒロ｢まだ見てないとこにいるかも！｣
拓｢トイレ探してみよう！｣
小澤｢えー、ヒロチョの時も予想はしたけど、さすがにいないでしょ？｣
大｢いやでも一応見てみましょうよ｣
伊地知｢行ってみようぜ！レッツゴートイレット！｣
小澤｢あ、伊地知さん間違っても絶対女子トイレ入っちゃダメだよ！｣
伊地知｢……チッ｣
小澤・ヒロ・横澤・ダイタク
｢え…？(舌打ちしたよこの人…)｣
伊地知さん、まさか本気で入る気だったの…？(汗)
小澤｢冗談だったのに…｣
｢？｣
ヒロ｢あ、りゅうくんは気にしないでいいよ！｣
横澤｢まだ知らないでいいからね！｣
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作者名：コッティ | 作成日時：2019年1月3日 21時
