ようやく戻りました�� ページ1
岩倉｢あー、ロンさん髪の毛戻ってるー｣
中野｢ほんまや｣
弘と一緒に劇場の楽屋に入るとネタ合わせをしていたであろう蛙亭の二人に遭遇した。
二人が最初に触れたのは、最近ようやく元に戻った弘の髪。
横山｢あぁ…、長かった。もうあんな色はこりごりや｣
『トータルで10ヵ月くらいあの色やったもんね』
中野｢似顔絵ブースでハンミさんかロンさんリクエストしたお客さんから結構好評やったんですよ。
お客さんに｢横山さんの髪色どうしますか？｣って一応聞いたらほぼ全員あの色でリクエストしてました｣
横山｢物好きやな。あんなチャラ臭い俺を描いて欲しいなんてさ｣
中野｢塗ったことない色やったから俺も描いてて楽しかったですよ｣
『やったらもう楽しみがなくなっちゃったね』
中野｢そうなんすよ｣
横山｢人の屈辱で楽しみを作るな｣
あの色であんまえぇことがなかったからね(苦笑)
岩倉｢なんか元の色より黒っぽくないですか？｣
横山｢市販のでセルフで色戻ししたねん。美容院行く時間なかったし｣
『ブリーチからのカラーって馴染まんかったんちゃうん？』
横山｢まさにそれやったわ。これも2回やって明るさがなくなったねん｣
中野｢でもセルフでやると髪キシキシしません？｣
横山｢一緒に付いてた美容液使ったからマシやけど、ちょっと気になるわ｣
『2回もやったらね。改めて美容院行った方がえぇかもね』
横山｢そのつもりや｣
髪をガシガシ掻きながら答える弘。
やっぱり軋みが気になるようで｢ん"ー｣と不満げに声を漏らす。
せいや｢お疲れしたー、…あ、ロンさん！｣
粗品｢髪色戻ってる！｣
そこへやって来た霜降り明星。
二人の目に真っ先に止まったのはやっぱり弘の髪。
横山｢行く先々で皆この髪にびっくりするんやから。これが元の色なんやから驚かんでえぇやん｣
せいや｢随分とご無沙汰やったんで｣
『1年近くあの色やったらそっちに慣れて本来の色が新鮮に見えてまうもんね』
横山｢全く、髪は染めるモンちゃうな｣
岩倉｢でも似合ってましたよ｣
横山｢どこがやねん？あんなド派手な色はオッサンには合わへんわ！｣
中野｢えー、お客さんからも評判良かったのに｣
横山｢あんな色ラニーノーズとか新山とか亜生みたいに絵面のえぇ奴にやらせればえぇねん！俺はオッサンやねん！｣
『弘、怒り過ぎやって』
横山｢誰か喜んでくれよ！元に戻った俺を！｣
『ほんま自分から動いて損する子なんやから』
蛙亭｢あはは…｣
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作者名：コッティ | 作成日時：2019年1月3日 21時
