濱田祐太郎のふたつ愛�� ページ5
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6年前。
NSCを卒業して初めてのオーディションに出るために溝口と会場へ向かっていた途中、大勢の観光客の波に揉まれ溝口とはぐれてしまった。
しかも更に最悪なことに、揉まれた拍子に大事な白杖をどこかに落としてしまった。
濱田｢溝口っ、どこっ？｣
携帯で連絡を取ろうにも目の見えへん僕には自分が今おる場所がどこか分からへんから上手く伝えられへんし、白杖がないと方向が把握出来ひんから動くことも出来ひんかった。
手も足も出ない状態で不安に押し潰されそうになった時やった。
『危ない！！』
濱田｢え！？｣
突然誰かに腕を掴まれて、そのまま引っ張られた。
よろけた身体を支えられたと思ったらキキィーッと鼓膜を引っ掻くような金属音がすぐ側を通り過ぎるように響いた。
『あ、危なかった…。大丈夫ですか？』
濱田｢あ、あの、一体何が？目が見えへんので何が起こったのか…｣
『自転車に轢かれそうになったんです。相手の方はあなたが避けてくれると思い込んだんでしょうね』
自転車に轢かれそうになった？じゃあさっきの音が…。
高くて柔らかい声からしてこの人は明らかに若い女性で、しかも声が下から聞こえてくるから僕よりうんと背が低い人であることが分かる。
濱田｢あ、ありがとうございます！なんとお礼をしたら良いか…｣
『いえいえ。私こそいきなりごめんなさい。びっくりしたでしょう？』
濱田｢いえそんな。僕太ってるから重かったでしょう？｣
『全然平気ですよ』
小柄な女性が太ってる僕のために身を呈してくれたなんて、申し訳ないと思ったけど嬉しい気持ちもあった。
耳に優しい綺麗な声の女性やったし(笑)
『何か困ってはる様子でしたけど、何かあったんですか？』
濱田｢あ、実は…｣
見知らぬ人やったけど、この人やったら大丈夫な気がして僕は付き添ってくれた溝口とはぐれたことや白杖を落としてしまって途方に暮れていることを全部話した。
『まぁ、それは大変でしたね』
濱田｢どうすればえぇか分からんくて…｣
『…もし良かったら、私がお手伝いしましょうか？』
濱田｢え！？でも…｣
『大丈夫ですよ。困った時はお互い様ですから』
濱田｢っ、…ありがとうございます…｣
優しい声がそっと触れたみたいに僕の心臓がドクンと大きく波打った。
とりあえず携帯で溝口に連絡して落ち合う場所が決まったら女性がそこまで送ってくれることになった。
そういやこの女性の声、どっかで聞いたことがあるな…。
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コッティ(プロフ) - 沙季さん» コメントありがとうございます！勿論大林さんとの甘くてちょい大人なお話も増やしていこうと思います！多少邪魔者という名の邪魔者も登場しますが(笑) (2018年12月25日 19時) (
レス) id: 4263074a64 (このIDを非表示/違反報告)
コッティ(プロフ) - 氷柱さん» 返信が遅くなりすみません！ありがとうございます！吉村さんと横山さんは喧嘩ばかりですが、メンバーの皆さんの愛溢れる証言をお楽しみに！！ (2018年12月25日 19時) (レス) id: 4263074a64 (このIDを非表示/違反報告)
沙季(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！！ 大林さんとの甘々な絡みも楽しみに待ってます！ (2018年12月25日 18時) (レス) id: 6633366856 (このIDを非表示/違反報告)
氷柱(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！あ…破天荒さんとロンさんが共演している時点で前回よりも色々とグレードアップな収録になりそうですね…待ちに待ってたヒロイン溺愛芸人の回（2回目）楽しみです！ (2018年12月9日 17時) (レス) id: fe9f990ab3 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - コッティさんはそういう力をお持ちなのかも、、、？(笑) お話いつも楽しく読ませてもらってます！楽しみに待ってます^ ^ (2018年12月3日 1時) (レス) id: e2ead3d137 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コッティ | 作成日時：2018年7月31日 20時
