両手いっぱいのおめでとう�� ページ35
大林｢邪魔するでー｣
和やかな雰囲気の中、部屋に入って来たのは龍飛と亜美里を連れた健二やった。
野村｢邪魔するんやったら帰ってー｣
｢はいよー｣
大林｢アホか！？何新喜劇みたいな返ししてんねん！？｣
｢ぼくおもしろかった！｣
濱田｢りゅうちゃん！僕に会いに来てくれたん？｣
大林｢ちゃうわ！Aにプレゼント渡しに来たんじゃ！｣
多田｢龍飛はともかく大林さんは後々家で渡せるでしょ？｣
大林｢えぇやろ別に！｣
NGKの出番の合間を縫って来てくれるなんて。
亜美里を抱く腕に小さい紙袋を掛けて龍飛と手を繋ぐ健二を見て思わず笑みが溢れた。
すると健二はくるりと私を見て、私の方に歩み寄った。
大林｢A、誕生日おめでとう。
家でも渡せたけど、やっぱ早よお前に渡したかったから｣
『ありがとう、健二』
大林｢…出来たら今開けて見て欲しい｣
『？』
渡された紙袋に手を入れてゴソゴソ中を探ると、手に当たったのは長方形の箱と正方形の箱の二つ。
紙袋から出してそれぞれの箱を開けてみると…
『わぁ…っ』
長方形の箱にはネックレス。正方形の箱には指輪が入っていた。
どちらも私の好きなブランドでどちらにも私の誕生石・カイヤナイトが施されていた。
大林｢…毎年言うてることやけど、また改めて言うな？
A、これからも色々迷惑掛けるかもしれんけど、ずっと俺の女でおってくれるか？｣
わざわざ皆がおる前で、しかも子どもらもおるのに。変に独占欲が強い健二からわざと大勢の前で聞いてる。
心配せんでも既婚で子持ちのおばちゃんを狙う人なんておらんのに。
『うん、ずっと健二の奥さんでおるよ？』
含み笑いをしながら答えれば亜美里を抱いたまま片腕で私を抱き締めてくれた。
『ちょ、健二っ、皆おるからっ』
大林｢気にすんな｣
｢パパぁ、ママぁ、ぼくもー｣
足元で自分も入れてくれとせがむ龍飛。
健二は腕の中の私と一緒にしゃがみ込んで、龍飛を挟み込むように自分と私の間に納めた。
大林｢A、愛してるで｣
『…私も』
子どもらと周りに聞こえへん小さな声。
健二の魔法で皆がおるという羞恥心は消滅した。
横山｢…全く、イチャつくと周りが見えんくなるんやから｣
桑原｢大林さんめっちゃ見せつけるやん｣
木崎｢Aちゃん…｣
河野｢俺には嫁がおるのに、何？このモヤモヤした気分は｣
濱田｢(見えへんけどめっちゃ妬くわぁ…)｣
ゆりやん｢えぇなぁ…。私もいつかせいやさんと…｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
コッティ(プロフ) - 沙季さん» コメントありがとうございます！勿論大林さんとの甘くてちょい大人なお話も増やしていこうと思います！多少邪魔者という名の邪魔者も登場しますが(笑) (2018年12月25日 19時) (
レス) id: 4263074a64 (このIDを非表示/違反報告)
コッティ(プロフ) - 氷柱さん» 返信が遅くなりすみません！ありがとうございます！吉村さんと横山さんは喧嘩ばかりですが、メンバーの皆さんの愛溢れる証言をお楽しみに！！ (2018年12月25日 19時) (レス) id: 4263074a64 (このIDを非表示/違反報告)
沙季(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！！ 大林さんとの甘々な絡みも楽しみに待ってます！ (2018年12月25日 18時) (レス) id: 6633366856 (このIDを非表示/違反報告)
氷柱(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！あ…破天荒さんとロンさんが共演している時点で前回よりも色々とグレードアップな収録になりそうですね…待ちに待ってたヒロイン溺愛芸人の回（2回目）楽しみです！ (2018年12月9日 17時) (レス) id: fe9f990ab3 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - コッティさんはそういう力をお持ちなのかも、、、？(笑) お話いつも楽しく読ませてもらってます！楽しみに待ってます^ ^ (2018年12月3日 1時) (レス) id: e2ead3d137 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：コッティ | 作成日時：2018年7月31日 20時
