┗おまけ ページ22
水から起き上がった曲尺は倒れた衝撃で後ろで結わえたおさげが解けてしまっていた。
プラス｢すごい落ち方だったけど、兄さん大丈夫？｣
マイナス｢いや、俺は何ともない。心配するな｣
巻尺｢兄上！お怪我はありませんか！？｣
曲尺｢ﾌﾌｯ、大丈夫だよ。坊っちゃんの帽子が無事で良かった…｣
マイナス｢そこ心配するところじゃないだろ？｣
『私拭くモノ持って来るわ！二人共待ってて！』
大林｢俺も手伝うわ！｣
キリ｢私もお手伝いします｣
砥石｢俺も行くぜ！｣
プラス｢親方様、旦那様お願いいたします！
キリ、砥石頼んだぞ！｣
親方様と旦那達は川から上がって急いでコテージに向かって走っていった。
やっとこ｢にしても派手にやったなぁ｣
｢かねじゃくさん、マイナスドライバーさんだいじょうぶ？｣
マイナス｢あぁ、大丈夫だ。ありがとう｣
曲尺｢大丈夫ですよ。この直射日光の中で水浸しなら反って好都合ですから。
それにしても驚きましたよ、マイナスドライバー｣
マイナス｢…すまない｣
曲尺｢いえいえ。
ただ、突然私に前のめりに倒れてこられたので、一瞬有無を言わせず強引に迫られたモノと思いました｣
マイナス｢そうそう、お前の綺麗な白髪と肌に魅せられて…
…って馬鹿！！間違っても男にそんな気持ちが沸くか！！頭のネジ緩んでるのか！？｣
曲尺｢ならばあなたが締め直して下さるのでしょう？｣
マイナス｢ツッコミを潰すな馬鹿！！本当に貴様の頭のネジ締め直すぞ！！｣
プラス｢ふ、二人共、坊っちゃん達の前で…｣
｢かねじゃくさんら、ケンカしてるん？｣
プラス｢だ、大丈夫ですよ坊っちゃん｣
曲尺｢いひゃいいひゃい！
マイナス｢下らんことを口走った罰だ！｣
曲尺｢
丸ノコ｢わー、殺し合い？僕も入れて！｣
プラス｢やめておけ丸ノコ｣
やっとこ｢何だよこいつら、前あんだけ歪み合ってたのに仲良いじゃねぇか｣
やすり｢なんで？ケンカしてるのに｣
鉄槌｢ケンカする程、仲が良い｣
｢かねじゃくさんとマイナスドライバーさんもなかよしやー！｣
｢かーよしー！｣
プラス｢そうですね(兄さんに特別仲が良い人が出来たなんて、何だか嬉しいな！)。｣
巻尺｢僕の兄上になんてことを…｣
プラス｢良いじゃないか巻尺。対立してる訳じゃないんだから｣
巻尺｢むぅ…｣
『あらまぁ』
大林｢何してんの？｣
キリ｢やれやれ、キリがないですねぇ｣
砥石｢しゃらくせぇな｣
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作者名：コッティ | 作成日時：2020年7月28日 23時
