漫才劇場にて�� ページ3
この日は漫才劇場で2ステージの仕事。
場所や名前、システムが昔と全く違えど、芸人なりたての頃からお世話になっている劇場での仕事はすごく嬉しい。
『じゃあ、行ってくるわ！』
「おん。いってらっしゃい！
龍飛(りゅうひ)、ママの言うことちゃんと聞いてえぇ子にするんやで」
「はーい！！」
玄関前で5歳の息子・龍飛の手を引いて、旦那の健二といつもの会話。
この日は健二はオフやから、家で龍飛と生後7ヶ月の娘・亜美里(あみり)の面倒を見てくれるって言うてくれたけど、龍飛が「ママと行く！」って言うから、龍飛と一緒に劇場へ行くことになった。
(その時の健二の落ち込み様はちょっと面白かった(笑))
「あ〜！」
『あーちゃん、いってきます！
パパとえぇ子にお留守番しててな？』
「あーぅ！」
満面の笑みでちっちゃい手を振る亜美里とそんな娘と一緒に笑顔で手を振ってくれる健二。
龍飛と一緒に留守番二人に笑顔で手を振り返して家を出た。
さぁ、みんな元気かな？
========
場所変わってよしもと漫才劇場。
『おはようございます！』
「おはようございまーす！」
木崎「おぉ！Aちゃんやん！！今日は龍飛も一緒なんや！」
櫻井「Aちゃん、りゅうおはよう。久しぶりやなぁ」
楽屋に入って真っ先に声を掛けてくれたんはデビュー当時から仲が良い同期の祇園の二人。
「きざきくん、さくらいくんこんにちは！」
木崎「はい、こんにちは」
櫻井「こんにちは。ほんま賢いなぁ」
龍飛の挨拶に二人は同じ目線になるようにしゃがんで優しい笑顔で返してくれた。
二人とも意外に子どもが好きみたいで、龍飛が生まれた時からまるで甥っ子のように龍飛を可愛がってくれる。
木崎「俺もAちゃんと結婚したら、龍飛に負けんくらい可愛えぇ子が生まれてたかもな」
櫻井「どっから来るねんその自信」
『何言うてるんよ、きざっちゃん。きざっちゃんやったらもっと素敵な子と結婚できるやん』
木崎「……本気やのになぁ」
何故か急に落ち込み出したきざっちゃん。
私、変なこと言うたかな？
オロオロしてたら、いつの間にか龍飛を抱っこしているさっくんに「気にせんでえぇ」と言われた。
心なしか、さっくんが手を口元に当ててクスクス笑っているように見えた。
？「俺らもおんで！Aちゃん！！」
？「祇園にばっかかまっとらんとこっちにも来て！」
『！！』
元気な声がする方へ振り向くとそこにはまたしても仲の良い同期の二人。
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コッティ(プロフ) - あははさん» はじめまして感想ありがとうございます！是非ともです！ (2019年8月23日 15時) (
レス) id: 4263074a64 (このIDを非表示/違反報告)
あはは - めっちゃ最高です！！あの私とコメントで会話しませんか？ (2019年8月22日 21時) (レス) id: f964260ff5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コッティ | 作成日時：2017年11月8日 9時
