３．あ、間接キスだ… ページ3
今日はラジオ収録。
佐久間と康二と一緒。
「おはようございます。」
俺はこれの前に仕事が入ってたから、二人と移動車が違った。
「おー、阿部ちゃん、おはよ！」
「おはよー！」
二人共元気だなぁ。
なんて思いながら、俺もブース内の椅子に座る。
…あ。
「それ、新しいやつ？」
佐久間の前に置かれていた炭酸飲料。
飲んでみたかったやつ。
「そうそう、阿部ちゃんも知ってた？」
佐久間がペットボトルを持ち上げる。
透明な液体の中でパチパチしてる炭酸の泡が見た目も爽やか。
６月末なだけあって、今日も暑いから、すごく美味しそうに見える。
「うん、気になってたの。
美味しい？」
「うん、炭酸強めでいい。
夏キター！って感じ。」
「へぇ…。
いいなぁ、一口ちょうだい。」
「うん、いいよ。」
「ありがとう。」
はい、って渡されて、有り難くいただく。
「あ、よく考えたら間接キス…。」
飲み込もうとした瞬間にそんなこと言われて、慌てる。
吐き出すのはどうにか抑え、ごくんと飲み込む。
「ばっ、か！
急に何！」
今絶対、顔真っ赤。
だってこの前のキスとか色々思い出しちゃうし。
皆がいるとこで何言い出してんだ。
「あははっ、阿部ちゃん顔真っ赤やん。」
「だって！」
「初な女の子みたいやで。
間接キスって言われたくらいで真っ赤になんの。」
そんなこと言われても、恥ずかしいもんは恥ずかしい。
「んじゃ俺も阿部ちゃんと間接キスさせてもらおかなー。
佐久間くん、もらってええ？」
「えー？
だめ、阿部ちゃんとのキスは俺だけの特権だから。」
ペットボトルを奪われて、佐久間が俺の飲んだとこからその液体をごくごくと全部飲み干す。
「ね？」
って唇を手で拭いながら笑いかけられて。
ああもう、折角冷たいもの飲んだのに、顔がどこまでも熱くなる。
仲良いねぇ、なんてスタッフさん達の笑い声。
嫉妬してまうわー、ってそれにあわせる康二。
ああ、恥ずかしさで爆発しそう。
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葉子(プロフ) - kinpriさん» 尊いなんて最高峰のお褒めの言葉を私の小説に言っていただけるなんて…！ありがとうございます！とっても嬉しいです。コメントありがとうございます！ (2020年7月10日 20時) (
レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
kinpri - あ、べ、さ、く、､､､､尊過ぎる､､､(泣) 最高です！ありがとうございます！＼(^-^)／ (2020年7月10日 13時) (レス) id: 73a43b40ce (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - めぐみみさん» いつもコメントありがとうございます！ラブラブなさくあべちゃんは正義ですよね！読むのはラブラブなさくあべちゃん大好きなので分かります！書くとなるとこっぱずかしくてなかなか書けないのですが（笑）これからもたまに平和なお話を書きたいと思います（笑） (2020年7月8日 22時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
めぐみみ(プロフ) - どのお話も２人が可愛くてキュンキュンしましたっ。素敵なお話ありがとうございます。やっぱりラブラブで平和なあべさくは最強ですっ!! (2020年7月6日 22時) (レス) id: 5685bea8d4 (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - かおるさん» 読んでくださってありがとうございます！！お題に身を任せ、どばどばっと砂糖を投下しました（笑）1話ごとに10点だなんて…！そんなにもらえちゃったら私浮かれて何話書けてしまうやらです…！お気持ちとっても嬉しいです！ありがとうございました！ (2020年7月6日 21時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉子
| 作成日時：2020年7月5日 0時
