夜遊び ページ8
夜遊びなんていう大概卑猥な言葉に顔を赤くする。シャオロンの方を見ると耳を赤くしながら口元を押さえているところと目があった。あ、よかったこれはきっと正常だ。
sha「夜遊びっていうか…狩りやねんけど…」
ut「表現の自由ってやつやん！！」
『…え、ああ。』
ut「んー…情報共有しよか。俺が知っとることやと…夜は、いつだって裏側におるってことやな。」
『裏側…？』
ut「俺の負の感情がどろっどろの夜を生み出したみたいに人間の汚いところを具現化したものが夜やねん。」
そう言って肩にいるちいさなどろどろの夜を撫でるように触れる。まるで、見えているかのように。
『！』
ut「わかるで。例え見えへんくても自分で作り出したものやし。きっとここにおるんやろ？」
sha「というか夜を倒すって言っても鬱は触らへんから倒せへんしAみたいに見えへんやん。」
ut「そやけどまぁ、2人とも？…いやAか。見えたやろ？ここまでの道の線みたいなの。」
どうやら鬱の話によると、彼は夜の元を辿る線を作れるらしい。というか自然とできてしまう。自分が生み出した負の感情が夜になって、その夜に別のやつが触れると線がすべての夜に発生する。幽霊みたいなやつの線が直ぐに消えたのは、地縛霊みたいなものだという。倒されたことで成仏して元自体が消えたらしい。
『え、じゃあなんで、鬱が作った夜は、人を襲ってるの…？』
ut「Aって自信無くなった瞬間控えめになるんやね。言うてもそれは知らんかったわ。襲うって何？」
sha「そのままやで。最近街で変な奇病あるやろ？」
ut「…あぁ。あるなぁ。」
sha「それの原因がお前の夜やねん。」
すると驚いたような表情をして私たちを交互に見る。知らないと言いたげにぱくぱくと口を動かしている。
ut「え、マジなん？え？」
『、知らなかったの？』
ut「知らへん！俺それは知らへん！！奇病ってあの急に苦しみ出して死ぬってやつやろ？！」
怖い、と急にナヨナヨし出す鬱に盛大なため息をつくシャオロン。
sha「なよなよすんなよ！！ったく…しゃーないから明日、お前の夜が病気引き起こしとるワケ、探るの手伝うよな？」
ut「もっっっちろん！！手伝わせていただきますやん！！シャオロン様の靴も舐めますやん！！」
sha「え、キッショ…」
ut「しゃおちゃんつめたいっ！！」
『…』
ピシッと固まった空気。背中を這うような寒気が2人を襲った。
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noroma±睡魔2号店(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます！気分投稿ですけど…頑張ります！ (2023年3月12日 21時) (
レス) id: bb5893bd99 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - インフル…！体調第一で大丈夫ですので！！ (2023年3月7日 22時) (レス) id: c680ea5625 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noroma±睡魔 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Chihiro0521/
作成日時：2022年2月3日 18時
