night×knight-チームα ページ37
ut side
tn「だいぶ倒したな…」
ut「倒してばっかやん!!進めてる？！なぁ？！！」
tn「だいぶ進んだで。今夜も進めばすぐつくけど…ここいらで野宿にするか？」
周りには相変わらず廃墟が巡る。とてもじゃないけどこれ以上進もうだなんて思えなかった。どかっと座り込む仕草をして上を見れば呆れたようなトントンの顔が映る。
tn「こんな外だと危ないからそこの空き家にお邪魔しよか。」
ut「やぁー動きたくないー…」
動きたくないなんてだだをこねればネクタイを思いっきり引っ張って引きづられる。苦しくなって、思わずギブ、ギブ、なんて言うと突き放すように放られる。しぶしぶとトントンの後ろをついていく。
tn「ふぅ…ボロボロやなぁ…。」
ut「せやなぁ…」
中に入ればボロボロなのが見て取れる。焼け落ちたからか、それとも時間と何月のせいなのか、どちらにせよ見るに耐えないほど崩れていることには変わりなかった。
2人で持ってきた軽い食事を済ませて近くに眠れそうなスペースを作る。
ut「あれ、トントンはねぇへんの？」
tn「まぁ、2人とも寝て、2人とも死んだ。じゃ洒落にならんからな。交代制で、最初は俺起きるで。」
ut「えぇ…俺もなん？！」
tn「当たり前やろ！！今は寝ててええから。」
まぁ、いいか。寝れる時に寝なければならないのは変わりがないから。と瞼を閉じる。メガネを取ろうなんて仕草をすれば気持ちのいい空を切る音が。
囮捜査中やった…。
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あれ、俺寝たんじゃなかったっけ。煌々と燃える火の中でぼんやりと考える。しかし暑さは感じない。ゆっくりと立ち上がって自分の姿を見た時に、透けているのを見てぼやけた頭で自分が夢の中で、この地の追体験をしていると言うことを理解する。
ふと、後ろで炎の中で必死に何かを探す小さな女の子を見つける。
ut「なぁ、危ないで…」
もちろん声は届かない。声が届いたとしても女の子は探すのをやめなかったかもしれないけど。女の子は炎に巻き込まれて消えてゆく。ちょうど、あの荒廃した状態の奥のところあたりだろうか。
気になって外をゆっくりと見ると至る所に炎が見え、騒音が鳴く。不思議なサイレンの音もする。騒がしいような、けれど夢だとわかっているからかぼんやりとしか捉えられない。焦ったように走り回る人々は、いったい何から逃げていたのか。目が覚める瞬間、目の前に見えた二つの赤い瞳とどろどろした真っ暗な、
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noroma±睡魔2号店(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます！気分投稿ですけど…頑張ります！ (2023年3月12日 21時) (
レス) id: bb5893bd99 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - インフル…！体調第一で大丈夫ですので！！ (2023年3月7日 22時) (レス) id: c680ea5625 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noroma±睡魔 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Chihiro0521/
作成日時：2022年2月3日 18時
