もぐもぐたいむ ページ18
『ここに夜が近寄らない理由？』
tn「…引き金はあんさんか。やめてくれませんかねぇ、そういうの。」
『こんないい安全圏作った理由は何？トントンにとっての利益はないはず。見えも、聞こえもしない貴方に。』
tn「気安く呼ばんといてや。呪い子が。」
zm「俺らが話しとったから夜のこと知ってるのはまだわかるけど、対策してるのはなんでなん？と言うかどうやって対策したん？」
とんとんと質問を並べていると遮るように救命車の甲高い音が鳴る。たしか、救命車の音が近くと遠くで聞こえ方が変わるのはドップラー効果、と言うんだったっけか。しかしそれは通り過ぎる時の話。この場に止まったからか、あの大きな音は今も変わらぬタイミングで鳴り続いている。
救命車が来たんじゃ下手に手を出さないと感じたのか片手をあげて鉄パイプを肩に担ぐ。
tn「あーあー煩いわ。…質問は一個にしろ。まずは病院行くんが先やろ。ロボロも心配や。」
zm「お前がやったくせに」
tn「殺すつもりはなかってん。こっちも焦ってたんや。」
大きくため息をついてさっさと外へ出てしまったトントンの後に続く。そこではもう搬送準備も整ったのか付き添いにシャオロンがついて行ったようで、大先生が不安げに再び大きく音を立てて動いた救命車を見送っていた。
tn「で、病院行きながらでええか？」
『その前に私の家よってほしい。』
tn「ん？あー金か。ええで。」
トントンが全員出たのを確認して店に鍵を閉める。先にゆっくりと歩き出しつつ、質問を考える。まぁ、夜が近寄らない理由が結界だとして、なぜそれをやってるのか、どうやってやってるのか、が妥当…ではあるけど…。そもそも夜について知っているのは納得だが、なぜ対策が必要だったのか。存在すら不安定な夜を、なぜ彼は分かるのか。
zm「悩んどるなぁ。ま、やっぱなんでそんなことしとるのかが一番ちゃう？それがわかれば考察も捗るやろ。」
ut「ちょ、僕にも説明してもらっても…？」
zm「あ、俺がするわ。」
大先生を連れて一歩後ろに下がったのと同時に隣に並んだトントンに目を向ける。
tn「決まったか？」
『一応。とりあえず、なんで結界をはってるのか…かなぁって。』
tn「あぁ。…」
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noroma±睡魔2号店(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます！気分投稿ですけど…頑張ります！ (2023年3月12日 21時) (
レス) id: bb5893bd99 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - インフル…！体調第一で大丈夫ですので！！ (2023年3月7日 22時) (レス) id: c680ea5625 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noroma±睡魔 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Chihiro0521/
作成日時：2022年2月3日 18時
