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48. ページ48

やっぱり、そうだよね。

すこし期待してしまった私を恨む。

馬鹿だなあ私。

さっきまで言おうとした気持ちが、
臆病になって、引っ込む。

こんなんじゃ、たくちゃんに怒られちゃうな。

『‥だよ』
「‥え?」

ぽそりと、佑亮が口を開く。


私の手を掴んで、私の目をじっと見る。
吸い込まれそうな大きな瞳が私を見る。


『‥栞里だよ』



『栞里が、今も、昔もずっと特別、だよ』

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作者名:あかり | 作成日時:2016年8月6日 23時

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