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45. ページ45

「‥っえ、？」

ボタンをひとつ外した佑亮が、
私のボタンに触れたまま、下を向いていて。

佑亮の手が、私の素肌に当たって、
少しくすぐったくて、ドキドキする。

「ゆ、ゆすけ」

ハッとして、佑亮の手を私のボタンから離して、
残りのボタンを自分で留めたけど。

ずっと俯いてる佑亮の顔は見えなくて。



「‥佑亮、ボタン全部留めたよ」

私がそう言えば。

『‥うん、よくできました』

そうぽそりと呟いて顔を上げた。

また、困った顔、してる。

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作者名：あかり | 作成日時：2016年8月6日 23時

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