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39. ページ39
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「ごめん、来てもらっちゃって」
『全然いいけど。』
とある夜。
部屋に招き入れたのはたくちゃん。
話をするために、
電話が一番安全って分かってるけど。
だけど、本当の私の気持ちを、答えは。
ちゃんと直接言わなきゃって思ったから。
あの夜から、色々考えて。
だけど、答えはやっぱりひとつだけで。
私は、私は‥
「ごめんなさい、私、佑亮が好きなの」
頭を下げたら、涙がぽとりと自分の膝に染みる。
『‥お前も泣くのかよ、』
たくちゃんはそう呟いて、
私の頭をポン、と叩いた。
「でも、たくちゃんの事も好きだよ、！最初は怖かったけど、でも何だかんだで優しい所もそ‥わっ」
それに、って言葉を続けようとした瞬間。
たくちゃんの匂いに包まれて。
たくちゃんは、私の耳元で呟いた。
『この状況、このあとどうなるか、分かる？』
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作者名：あかり | 作成日時：2016年8月6日 23時
