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「ちょっと、どういうことお母さん」
『あら！びっくりした？急に生もの‥佑亮くんが来て』
何となく片付けた部屋に佑亮をあげて、
私はキッチンでお母さんに電話をかける。
「びっくりもなにも、事情が全然‥」
『事情は直接佑亮くんに聞きなさいね、』
「ちょ」
切られた。
も〜〜、なんなんだ、
『え〜〜栞里のお母さん、僕も話したかったな〜〜』
「わ、」
振り返ると急に後ろに佑亮が立ってて、驚く。
最後に会った時より大きくなった身長。
私より何倍もおっきな目に、
可愛いだけじゃなくて男らしさも出てて。
『そんなに見ないでよ、なんか照れる』
そうやって少し顔を逸らした佑亮が笑った顔は
昔とはちっとも変わってなくて。
「ほんとに佑亮‥なんだよなあ」
と間抜けな声を上げずにはいられなかった。
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作者名：あかり | 作成日時：2016年8月6日 23時
