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16. ページ16
振り返ったら、そこにはタクヤさんが居て。
「あっ、タクヤさん！！！この前のシフォ‥むぐ」
この前のシフォンケーキ美味しかったです、と
言おうとした口を、手で塞がれる。
(ば か)
口パクでそう言われてハッとする。
そういえば秘密だった。
『あれ〜！もしかして栞里ちゃん、タクヤともう会ったことあったの〜〜？』
そう言って、ユーキさんが私の顔を覗き込む。
やば。
「タクヤさん、かっこいいなって思ってたからびっくりしちゃって！アハハ」
何とか誤魔化して、佑亮の方を見ると。
何か困った顔してたような気がしたけど、
気のせいだよね？
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作者名：あかり | 作成日時：2016年8月6日 23時
