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『遅れました〜お疲れ様です〜』
『お、想太おつかれ！何飲む？』
『烏龍茶で。･･･それより大輝くん、何してんすか』
『は？』
久しぶりに、東京に戻れば、
懐かしい雰囲気に、ほっとする。
飲み会が始まって30分ぐらい後。
遅れてきた想太は、俺を見つけて何だか怒った顔。
『里紗ちゃんに会わなかったんすか？』
『あ〜いや･･･ん〜会ったけど会ってねえな･･･』
そんな煮え切らない返事をしたのは、
話したりは、出来てないわけで。
･･･
ゆっくりしている暇もなく、朝から上司と面談。
やっと落ちついたのは、
昼休みに差し掛かった頃だった。
自販機で、迷わずボタンを押して。
いつものオープンスペース、
そこに里紗は居た。
『里紗』
小さく、声を掛けてみたけど。
机にはエナジードリンク。
疲れてんのか、起きる気配もない。
『久しぶり、相変わらず寝てんのな、笑』
「･･･」
会社でこんな爆睡すんのも、
ま、里紗らしいっちゃ、里紗らしい。
その頭に少しだけ触れる。
サラサラな髪、頭をよぎる和田くんの顔。
『ダメだな、俺･･･』
覚悟決めたはずなのに、情けない。
俺はカフェオレを置いて、
オープンスペースを離れた。
･･･
『大輝くん、？』
『あー、ごめん。大丈夫』
ボーッとしてしまっていたのか、
想太の言葉でハッとする。
『里紗ちゃん、
さっき大輝くんのこと探してましたよ』
『さっき？』
『ここ来る前、俺会社寄ったんですけどその時に。
大輝くん飲み会だって言うたら帰っちゃいました
けど･･･』
『そっか、』
『いいんすか？大輝くんはこれで。』
お酒を飲んでいないのに、想太は熱い。
こういう人想いな所が、想太の良い所だ。
『今更、臆病になってんだよな』
『大輝くんらしくないっすね。』
『確かにな〜。
だけどまあ弱音言えんのも今日までかな』
『え？』
ハイボールの炭酸が、喉に染みる。
『工藤、挨拶いい？』
『あ、はい』
部長に呼ばれて、席を立つ。
『お久しぶりです、
今日は皆さんありがとうございます。』
『本社から離れて数ヶ月経ちましたが、この度･･･』
俺は。
『え！？大輝くんほんますか！？』
もう、逃げない。
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ゆい - 久しぶりの更新嬉しいです★速攻読みました！！ (2019年8月3日 10時) (
レス) id: bb81c546db (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ゆいさん» わーん！ありがとうございます嬉しいです……泣 更新遅くて申し訳ないですが最後までお付き合いお願いします！ (2018年9月2日 1時) (レス) id: 7a52df4d5b (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 続きが気になってチェック何回もしてます！(笑)更新頑張ってください！ (2018年8月19日 19時) (レス) id: 92acac2a7c (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ちゅんちゅんまるさん» わー！嬉しい！ありがとうございます……！！がんばります！ (2018年7月30日 1時) (レス) id: 7a52df4d5b (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゅんまる - もうめちゃくちゃヤバいです(/ω＼*)ついに聞いちゃったぁぁ！！って盛り上がりました(笑）更新頑張ってください！ (2018年7月20日 20時) (レス) id: 10f5d98055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2018年4月8日 0時
