イケメン彼氏と甘い日常【はじめしゃちょー】

怖くない ページ43

貴方side





色んな事が入ってきて意味が分からなくなった









あ｢ありがと、全部話してくれて｣





はじめくんの想いが痛いほど伝わってきて









どれだけ自分が馬鹿で鈍感で無知なのかわかった









あ｢ごめんなさい、私のせいで､､､






はじめくんが叩かれてること全部私のせいだったんだ


私のために必死に頑張ってくれてたのに






私はただボーと待ってただ｢Aのせいじゃない！！｣









うん、あなたは絶対そう言ってくれると思ってた






だってあなたは何も変わってないもん









あ｢私たち、やっぱりこのまま離れたほうが｢せっかく！｣


あ｢え？｣






急に大きな声を出したからびっくりした









は｢せっかくAのために頑張ったのに



俺は怖くないよ






いや、それはうそ、ちょっと怖い









でもまたAを失うほうが俺は嫌だ｣







そう言って彼は優しく、でも逃げることなんて出来ないくらい強く抱きしめた







こんな事されたら今まで耐えてきたものが溢れてくるよ







あ｢離しは｢離さない｣




は｢一生離さない｣









その瞬間、暖かいものが一気に溢れ出た






子供みたいに声を上げて




我慢してきた分、それは頬を伝って落ちてゆく









優しく頭を撫でてくれる彼にもっと溢れてきた









少し落ち着いて私達は離れた




でも私はまだはじめくんの腕の中









彼の目を見ると赤くなっていた




そのまま鼻をすすりながら恥ずかしそうに微笑み彼は言った









は｢こんなタイミングでごめん、でも全部区切りがついた｣





は｢だから、、｣









..









..









..









..









..









は｢もう1度付き合ってください｣





私は彼の目を見て笑顔で頷いた









そしてキスをした









甘くてしょっぱい






少しだけあのカクテルを思い出した









でも苦くない



愛しさと優しさがいっぱいの









キスだった


..

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