サヨナラは言わない(最終回) ページ18
翌日｡
荷物を持った私とお母さんは､空港に着いた｡
水鳥:｢おーい！A〜！｣
振り返ると､サッカー部の皆とクラブ員の皆が見送りに来てくれていた｡
母:｢…私は先に行ってるから､貴女は挨拶してきなさい？｣
貴女:｢ありがとう｡｣
飛行機の中に入るお母さん｡
私は皆のところに駆け寄る｡
葵:｢先輩！｣
貴女:｢ぉわっ！ …葵ちゃん……｡｣
私に抱き着き､ボロボロと涙を流す葵ちゃん｡
もう泣かない｡
そう決めてたのに､やっぱり泣けてくる｡
貴女:｢…うっ…､皆っ…今までありがとう…｣
これが本当に最後なんだ｡
いつの間にか､こんなにも好きになっていた､サッカー部｡クラブ活動｡
何もかも全てが私の､大事な思い出｡
茜:｢ねぇ､Aちゃん｡ 皆で写真撮ろう？｣
カメラを手に､苦るしまみれの笑顔で言う茜｡
貴女:｢…あぁ！皆で写真撮ろう！！｣
水鳥:｢ほらー､もっと詰めろ〜！｣
茜:｢いくよ〜｡｣
カシャッと､撮られる写真｡
私は､その出来立ての写真を抱き締める｡
貴女:｢茜､ありがとう｡｣
ニコッと微笑む茜｡
すると､前から涙で顔をグチャグチャにした､浜野が飛び付いて来た｡
浜野:｢うっ…うぇっ…､A〜！！｣
貴女:｢浜野…｡ 泣くなよ… お願い｡笑顔で見送って…？｣
一生懸命に涙を堪えて､｢うっ…ん！！｣
と､笑顔に戻る浜野｡
浜野:｢A…｡ イタリアから帰ってきたら…｣
貴女:｢ん？｣
珍しく頬を染めて､勇気を振り絞っている浜野｡
浜野:｢その…､俺と結婚してくれっ！////｣
皆:｢おおっ！！/////｣
貴女:｢は､浜野…っ/////｣
皆の前で､プロポーズをする浜野に､私は｢うんっ…！｣
と言って抱き着き､お互いの唇を重ねる｡
浜野:｢…じゃあな､A｡帰り､待ってるから｡｣
貴女:｢うん｡ …行ってくるね！｣
私は皆に手を振って､別れを告げる｡
･
･
さよならは言わないよ…
またね｡
浜野…､皆……｡
そして…､愛してるよ…｡
浜野……｡
私は､イタリアへと飛んだ…───｡
---ＥＮＤ---
取り合えず､後書きの後にその後を少し書きますね☆
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 26人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あや(プロフ) - おもしろすぎますよ！！つぎは南沢さnの作品みてきます (2011年11月6日 21時) (
レス) id: daa25707dc (このIDを非表示/違反報告)
優里 - しぃなs>>皆さん感動したと言って下さるので､私もすごく嬉しいです！ありがとうございました(^^* (2011年8月31日 17時) (携帯から) (レス) id: f90c8ebf5e (このIDを非表示/違反報告)
しぃな - ほんっとに感動しましたっ！！！！！感動をありがとう御座います！！！！！！これからもがんばって下さい！！！！ (2011年8月31日 14時) (レス) id: df781cf663 (このIDを非表示/違反報告)
優里 - ＼葵／s>>号泣！？ありがとうございます！大好きと言ってもらえると､とても光栄です！ (2011年8月23日 4時) (携帯から) (レス) id: f90c8ebf5e (このIDを非表示/違反報告)
＼葵／ - 感動しすぎて号泣しました;;海士も、最後泣いていて、本当悲しかったです。でも四年後、高校で会えて結婚できたのでよかったです。この小説、大好きですっ!!!! (2011年8月16日 12時) (レス) id: 9041c47bfb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優里 | 作成日時：2011年7月13日 9時
