好きって言ったらだめですか？【赤】

なな ページ10

．


「これ、台本ね。練習頑張って！」


今クラスメイトに台本を渡されましたね。

なんかさぁー、倒れる演技だの、キスの演技だの、私にやれと？！無理だよ。


『はぁぁ。やだやだ。』

「あ、これ台本？」

『そだよ。莉犬くん裏方だっけ？』

「うん。」


シンプルに羨ましいんだが。


『いいなぁ。私も裏方がいいんだけど』

「うーん。まあこればっかりはね」

『やだなーー。ほんと演技できないしさー。』


本番までにどうにかしないと、、


「俺も練習手伝うから！」

『ありがとー！！お願いするね！』

「うん！」



____________。


『ﾏｱｵｲｼｿｳﾅﾘﾝｺﾞﾋﾄﾂｲﾀﾀﾞｸﾜ …はぁ』


ただ今莉犬くんと劇の練習中。ほんとに無理だ。。


「あの、、うん。w」

『なにわろてんねん』


笑ってないで教えてくれ。


「じゃあまずは、その棒読みなの直した方がいいね」

『そう言われても、どういう風に直すの？』


もともと演技苦手だし…


「んー、じゃあもうちょっと表情作った方がいいかも。口角上げてみて？」


要するに喜怒哀楽を表現しろと。むずくね？


『こんな感じ？』


無理やり口角上げるのって難しいな。顔痛いし。


「あー、そうそう！練習すればもっと自然にできると思うから！」


すごいなぁ、莉犬くん。ガチ勢だ。。


『ありがと！』

「じゃあ明日もやる？」

『うん！よろしく。』


がんばろ。


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作者も白雪姫うろ覚えです…

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