好きって言ったらだめですか？【赤】

さん ページ6

．


『あー。なんかまだ授業も何もしてないのに疲れた気がする…。一限何だっけ？』

「確か数学かな。」

『げっ！ほんとだー。数学苦手なんだよね』


私は国語とかの方が得意だからなー。


「いやいや、Aさん5教科全般得意じゃん。」

『んー、そうでもないけど、私文系なんよね。だから数学はちょっと、、莉犬くんは…まあどちらかといえば理系？』


教えてる限りどの教科も得意ではなさそう…w


「え、なんか地味に貶されてる？wまあ俺バカだからなぁ。全部得意ではないね」

『やっぱり？』

「なっ！失礼な！」


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『でも私もできる限りは教えるし、まあ莉犬くんのやる気次第かもねー。』

「俺やればできる子だからね」

『じゃ、がんばって！』


…とは言ったものの、テストで点数取れないと親にも怒られるし、私も頑張らないとなー。


あ、チャイム鳴った。授業めんどくさ。



_______。



「ここの問題はこうであるから________。」


『ふぁ〜あ。眠。』


現在、教師が一人でただひたすらに解説してますね。眠い。


『てか、莉犬くん寝てるし』


ふと隣を見ると、莉犬くんが気持ち良さそうに寝ていた。

でもこうやって見てると、やっぱり莉犬くんって顔整ってるなー。女子達がキャーキャーいうのもまあ分からなくはない。

気持ちよさそうに寝息を立ててるの見てたらこっちまで眠くなってきた。




_______。




「___ねぇねぇAさん。」

『…ふぇ？？え、あっっ！！やばい寝てた？！』


ついつい寝てしまった…一生の不覚、、


「先生たぶん気づいてなかったし、大丈夫だと思うよ。」

『ほんと？なら良かったぁ』


授業中寝てたなんて先生にバレてたらやばい。。


「Aさんの寝顔見ちゃったー」


え。


『嘘？！忘れて！』


恥ずかしすぎる…







「可愛かったよ、A」



『…えっ？！』


今、、



「なーんてねっ」

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