好きって言ったらだめですか？【赤】

に ページ4

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『…ここの問題はこうだから、答えはこれ。』

「あー。なるほど！」


何回か教えたらやっと理解してくれた。人に勉強教えるのって難しいなー。


「あ。Aおはよ。何してんの？」

『ん？あ、ころんおはよー。今莉犬くんに勉強教えてるんだ。』


ころんとは結構仲が良い。付き合いも長いし、今年も同じクラスだから割と話す回数も多い。


「へー。じゃあ今度僕にも教えてよ」

『なんでよ。あんたの方が頭いいでしょ！嫌味かw』

「あ、バレた？」

『やんのか』


腹立つなぁw


「ま、いーや、じゃねA。」


一体何だったんだ。


「…ねえ、Aさん。」

『あ、ごめん莉犬くん。どこまでやったんだっけ？』


なんか様子おかしい？どうしたんだろ？


「Aさんってさ、ころちゃんと仲良いの？」

『まあ、中学校からの同級生だからね、他よりは話すこと多いかも。』


なんでそんなこと聞くんだろう？


「…そーなんだ」

『どうかした？』

「あ、いや、やっぱなんでもない。ごめんね？」

『？そっか。じゃあ続きやろ？ここの問題は____』




______。




『____って感じ。ここは重要だからって先生が言ってたから覚えといた方がいいかも。』


結構分かるようになってるし、時間も時間だから今日は終わりにするかー。


『よし。大体分かるようになったし、とりあえず今日は終わりにしよ。』

「あ、うん。分かったありがと！明日も教えてくれない？」

『明日も？wいーよ。じゃあ今日教えたのちゃんと覚えといてよ？』

「はーいw」


なんてこと言いつつ、莉犬くんに勉強教えるの結構楽しいんだけどね。









「…A、か」







『え？莉犬くん何か言った？』


「ううん。なんでもなーい」

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