溺れた海賊旗③【ONE PIECE 短編集】 (ページ4)

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結婚して【ロー】ページ4

「きゃっぷて～～ん！！」

今日も朝から私の声が響く船内。

「朝から元気だな、お前…」

「おはようペンギン！」

「Aの声が俺たちの目覚ましだな」

「耳元で叫んであげるよ」

そう言うとバッと耳を塞ぐシャチ。
もう、照れ屋さんなんだから…(違う

「…ってこんな事してる場合じゃない！キャプテン起こさなきゃ」

「気をつけろよ」

ペンギンたちと別れてキャプテンの部屋をノックする。

自慢じゃないけど私はキャプテンの部屋に自由に入る権利を持ってる…自慢じゃないけど！

「キャプテン～～！朝ですよ！」

「…」

返事はなし。
朝弱いからな…キャプテン。

クマ深いし…そこも好きなんだけど！

「朝ですよ、起きないと食べちゃいますよ」

「…るせェ」

「ってゆうか私が食べられたい」

因みに私とキャプテンはやましい関係ではない。
私は全力で嫁にしてほしいけど。

毎日振られてます。

「はああ…そろそろ結婚してくれません？」

「黙れ…」

眠そうなキャプテン好き！！
もぞもぞと動いて枕を抱きしめながら隙間から私を見るキャプテン。

え？え？ま、眩し…！

「キャプテン…輝きをしまってください8割ほど…」

「あ？何言ってんだ」

眩しすぎて私のちっちゃい目が余計に小さくなった。

「んん…はあ…」

声がセクシーすぎて心臓止まった。
ぐあっ！！キャプテン…

「結婚してください」

「着替えるから出てろ」

「手伝います」

無言で睨まれた。
仕方ない…キャプテンの生着替えは今度見るとしよう。(やめろ

「先に食堂行ってますね、早く来ないとベポがおにぎり食べ尽くします」

「ああ…」

冷たいとこも素敵だ。
もはや存在が神。

ああ…結婚したい。