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fin. ページ26

サボside




「サボは優しいからさ」




綺麗な声で優しい言葉を囁くその唇。




「…だから、背負い込んじゃうんだよね」




いつも俺が限界になると必ず側にいてくれるのはAだった。




「いいよ、気が済むまで全部吐き出して」


「…んな事、」


「私はね、サボが頼ってくれると幸せなんだ」




そう言って笑うAの手を離した。
体を起こしてベットに座ると後ろから抱きしめられる。




「私だって守りたいんだよ」




その温もりも全身で感じたくて体を回して思い切り抱きしめた。




「A…」




背中を優しく撫でてくれるA。
ああ、カッコ悪いな。

Aの前でカッコつけられなくなったのはいつからだろうか。




「他の人の仕事までしちゃうのばダメだからね」


「ん…ごめん」




ダメなことはダメだと言ってくれる。
俺には勿体ないくらいの人。




「んふふ、実はサボ不足だったからこれはお互い幸せなハグだね」


「…っ、ばーか」


「あ、照れた。可愛いなあもう」




どっちが彼氏だよ。


幸せそうに笑うAを見てるとだんだん悩んでる時間が無駄に見える。

前を向いて進みたくなる。




「俺不足なら、仕方ねェな」


「ん?え?」




Aを抱きしめたままベットに倒れ込む。
困った顔も好きだな…なんて言ったらお前は怒るんだろうけど。


"今日だけ"なんて何度使ったかも分からない理由を述べてキスを落とす。




頰を赤く染めて微笑むのは俺の世界一可愛い彼女。









fin.

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設定タグ:ONEPIECE , 短編集 , 甘い、切ない   
作品ジャンル:恋愛
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朱祇斗(プロフ) - 初コメ失礼します!ちいず様って神様か何かでございますか?ニマニマしながら見ております。この作品にいつも励まされております!更新、頑張ってください!! (2022年8月16日 14時) (レス) @page28 id: f85186e059 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちいず 。 | 作成日時:2020年10月4日 0時

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