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「なにも混ぜてませんよ」
そう言って微笑む。
顔が引きつりそう。
「確かにこの料理変な匂いがするぞ…薬の匂いだ」
そうトナカイが言った。
「んなわけねェだろ…！コイツはいい奴だ！」
俺は食うぞ！なんて言いながらお皿を持ち上げた麦わら。
こんな状況でも私を"いい奴"って呼ぶ。
「食べないで…！」
涙が溢れ出た。
死にたくない、騙したくない。
もうやめたい。
麦わらの手を止めて唇を噛み締めた。
「ごめんなさい、私…あなた達を騙したの！」
両手で顔を覆ってその場に崩れ落ちた。
涙が止まらない。
怖くて仕方ない。
「騙したって…どういうことなの？」
「私は王の娘でもないし、この国は…海賊を嫌ってるの…！」
ごめんなさい、ごめんなさい。
そう呟きながら涙を何度も拭う。
「なんだ、お前。俺たちを騙してたのか」
「…っごめ、んなさ…」
麦わらの声に言葉が詰まる。
スッと私の前にしゃがんだ麦わら。
「泣くくらい辛ェなら俺がお前を助けてやる」
ぽんっと頭に置かれた優しい手。
初めての人の温もり。
「…え？」
麦わらの顔を見ると心が温かくなる気がした。
「事情はよく分からねェけど…お前を泣かせた奴を俺がぶっ飛ばしてやるから」
「…」
「だから、もう泣くなよ！」
ぐしゃぐしゃになるまで撫で回された髪。
ポカンと開けた口が閉まらない。
「ルフィが言うなら仕方ねェな」
海賊狩りの言葉に全員が頷いた。
「待ってろ、A！」
温かい笑顔。
私とは正反対の光が当たる場所。
慌てて出て行く使用人たちの後を追うように部屋から出て行こうとする麦わらの一味。
「どうして、私なんか…」
「俺がお前を気に入った！」
そう言って笑った麦わら。
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saki(プロフ) - ちいず 。さん» ありがとうございます！ (2020年8月26日 22時) (
レス) id: aca7ca3bb5 (このIDを非表示/違反報告)
ちいず 。 - sakiさん» わかりました！少しお待ちください(^^) (2020年8月26日 21時) (レス) id: 1eb0768316 (このIDを非表示/違反報告)
saki(プロフ) - ちいず 。さん» はい！ (2020年8月26日 20時) (レス) id: aca7ca3bb5 (このIDを非表示/違反報告)
ちいず 。 - sakiさん» わかりました(^^)全員を同じ物語に登場させるという事でよろしいでしょうか？ (2020年8月26日 20時) (レス) id: 1eb0768316 (このIDを非表示/違反報告)
saki(プロフ) - ちいず 。さん» マルコ・エース・サッチ・ハルタ・イゾウ・シャンクス全員で甘々な感じでお願いします。何人かにしぼってもらっても構いません。 (2020年8月26日 16時) (レス) id: aca7ca3bb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年8月10日 23時
