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私が頭を撫でると、エイジは突っ伏してた顔を少し上げて、その上目遣いな目と目が合う。
…なんでこう、エイジといると、ドキドキして初恋のような気持ちに戻るのかな。
いつまで経っても慣れない気がしてしまうそれに、また駆られた。
「…なに突然。告白？」
「そう」
否定しないエイジは、なんだかちょっぴり恥ずかしそうで私まで恥ずかしくなる。
そんな嬉しさのあまりエイジを見つめていたら、
エイジは机から手を伸ばして私の顔を引き寄せ、触れるだけのキスをしてくる。
少し驚いた私とは反対にニヤニヤと満足気なエイジ。
あーずるい人。
とことんそう思う。
「…もう、見られてても知らないから」
「見せつければいいよ。そんときは」
「ばっかじゃないの」
呆れる私と裏腹に、楽しそうに笑うエイジが好きで。
好きで。
思わず私も笑ってしまった。
そして、エイジは思いついたように「あ」とこぼす。
「今度家おいでよ」
「唐突 笑 行くけど」
「みんなAに会いたがってたからさ」
「可愛い。アバンティーズ好き 笑」
「アイツらみんなAのリアコだから」
「ま、俺はAさんのリアコというか彼氏なんですけどねー」とニタニタご飯を頬張り、そう付け加えるエイジは小学生みたいだ。
「エイジ小学生みたい」
「えー？聞こえない」
「そういうとこ笑」
「んふふ笑」
＿＿＿＿エイジといる時間は、何処と無く落ち着いて、楽しくて、ドキドキして。
あっという間に過ぎてしまう。
日が落ちてまだまだこれからという時間に、エイジは「編集しなきゃ。帰るか」と呟いた。
「えーもう？」
「A毎回それいってくれるんだね笑」
「うん」
赤い髪をサラッと流してニコニコするエイジ。
また会えなくなる日が嫌だ。
「またすぐ会おうね」
「うん」
「アバハウスにも行くから」
「うん」
「約束ね」
「分かった」
エイジは、こういう私の言葉にいつも通り素っ気なく返事をする。
なんでこういう時だけ冷たいのかは分からないんだけど、少し背けた顔を除くと、恥ずかしそうなものだから、照れ隠しなんだなって分かる。
そんなエイジのお会計を済ませる後ろ姿に「ありがとうございます」と会釈をして店を後にしようとすると、
「あの…」
レジの店員さんに声をかけられ2人で振り返る。
「YouTuberのAちゃんとエイジさんですよね。
…見る気は無かったんですけど」
思わぬ言葉に、言葉を失った。
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02番(プロフ) - Almaさん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2019年4月1日 21時) (
レス) id: 23e627fa3b (このIDを非表示/違反報告)
Alma(プロフ) - めっちゃ良いです！！大好きです！！ (2019年3月31日 11時) (レス) id: 1946b84f54 (このIDを非表示/違反報告)
02番(プロフ) - こうめさん» 光栄過ぎます……ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月29日 8時) (レス) id: 71e1527443 (このIDを非表示/違反報告)
こうめ(プロフ) - 私、このお話すごい好きです、、今読んでいる中で一番です（ ; ; ）更新楽しみにしています。頑張ってください！！ (2019年3月28日 4時) (レス) id: b5712753e7 (このIDを非表示/違反報告)
02番(プロフ) - Le mont saint michelさん» ありがとうございます！楽しみにしていてください！ (2019年3月27日 18時) (レス) id: 71e1527443 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：02番 | 作成日時：2019年3月9日 17時
