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エイジの行きつけとだけあって、店員さんと仲がいいらしいエイジ。
はじめさんも何度か来たことあるから顔見知りなんだと。
「こんばんはー」
「こんばんは」
店に入って二人が言うと、「おお！」と、いかにもイタリア人といったダンディなおじ様が、ニコニコした笑顔でやってきた。
イタリアの本場なんだ〜って思いながら、店内を見回した。
「久しぶりだね。いらっしゃい、えいちゃん。はじめくん。
…あれ？女の子連れてくるなんて珍しいなと思ったら、YouTuberのAちゃんじゃない？」
思いの外日本語が上手なおじさんは、私のことを少し驚いた様子で見ている。
「はい。そうです笑」
「うわ〜いつも見てますよ〜！生の方が何百倍も可愛いね！」
イタリア人のノリで、抱きついてくるおじさん。
突然のハグに、緊張と驚きで思わずカチカチになる。
はじめさんのクスクスとした笑い声が聞こえた。
助けを求めようと横目にエイジを見ると、少しムスッとした様子。
「ちょいちょい」
そんなエイジはおじさんを引っ剥がす。
そして私の肩を抱いて
「…おじさん、僕の彼女に何やってんすか」
と言う。
…僕の彼女。
そういう単語、いつまで経っても慣れない。
バクバクする胸を抑えて思わず私がエイジを見上げると、エイジも少し私を見下ろしていて。
そのまま私の顔を見て少し笑って、おじさんに、
「内緒ですからね。これ」
少し前を空けてそう言ったエイジの横顔がすごくかっこよくて。
何より、心做しか嬉しそうで、幸せそうで、私と同じ気持ちなんだなって思った。
はじめさんがその言葉に「やるな〜笑」なんて言うもんだから、同時に恥ずかしくもなった。
「モッテモテと噂のAちゃん捕まえるなんて。やるじゃんえいちゃん〜」
「まあこれくらいの女はね笑」
「ねえ、エイジ笑」
「ふふふ笑 嘘」
「熱いね〜。じゃあ今日はサービスしてやるか！2人の夜に乾杯！」
「おいおい、俺も入れといて下さいよ笑」
はじめさんがそう言ってみんなで笑って。
その後も続くコントのような掛け合いに笑っていると、お料理が次から次へと運ばれてきて。
パスタを食べに来たはずが、机の上は美味しそうなご飯でいっぱいになっていた。
食べ切れるかな？なんて思っていたけど、
以外にも、美味い美味いと言いながら、細身なはじめさんがすごい勢いで食べていたので、少し面白かった。
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02番(プロフ) - Almaさん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2019年4月1日 21時) (
レス) id: 23e627fa3b (このIDを非表示/違反報告)
Alma(プロフ) - めっちゃ良いです！！大好きです！！ (2019年3月31日 11時) (レス) id: 1946b84f54 (このIDを非表示/違反報告)
02番(プロフ) - こうめさん» 光栄過ぎます……ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月29日 8時) (レス) id: 71e1527443 (このIDを非表示/違反報告)
こうめ(プロフ) - 私、このお話すごい好きです、、今読んでいる中で一番です（ ; ; ）更新楽しみにしています。頑張ってください！！ (2019年3月28日 4時) (レス) id: b5712753e7 (このIDを非表示/違反報告)
02番(プロフ) - Le mont saint michelさん» ありがとうございます！楽しみにしていてください！ (2019年3月27日 18時) (レス) id: 71e1527443 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：02番 | 作成日時：2019年3月9日 17時
