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「ちょっと抜けてもいいですか？」
いてもたってもいられないと思った結果、
やっぱり我慢できないのだ。
私の言葉に「帰ってくんなよ笑」とマホトさんが言ったので、お言葉に甘えて私は店の外に出て、電話をかけようとケータイを手に取った。
＿＿＿＿エイジさんの声が聞きたくなった。
エイジさんがどう思っていようと、
私のことをただのセンスがあるYouTuberだとおもっていようと、
気が合う女友達だと思っていようと、
…ちょっと遊べるただの都合のいい女だと思っていようと、
私のこの気持ちに変わりはない。
そう心に決めてLINEを開くと、
画面にちょうど映し出された「エイジ」の文字。
ビックリしてケータイを落としそうになった。
今？このタイミングで？っていう瞬間で、エイジさんから電話がかかってきた。
緊張する手で電話を取る。
「もしもし」
『あのさぁ。まじでどうしてくれんの？』
私のもしもしに食い気味で切り出すエイジさん。
呆れた声に、少し焦る。
「えっなんかした？私」
『今この間一緒に撮ったやつの編集してんだけどさ』
「うん」
『めっちゃ恥ずい』
「…え」
何か恥ずかしいことしたっけ？と必死に内容を思い出す。
「…あ」
思い出した。
�爐─爾辰函鳥籠�頃一人でやってるじゃないですか。
だから、こうやってカメラの前で人と掛け合いをしてるのがすごい新鮮で。ありがたい。
コラボ誘ってくれてありがとうね。エイジさん。
彼には感謝してますよ。
この間のユーフェスの時も一番に声かけてくれたし…��
四人が服を決めに退出した時、暇だったからカメラに向かって喋ってたアレ。
「見た？笑」
『見た』
電話越しに、微かに動画の中の私の声が聞こえる。
今も再生しているんだろうなと思うと、なんだか私まで恥ずかしい。
『なんかさ』
「ん？」
少しの沈黙の後、エイジさんは口を開いた。
『ずるくね？』
まだ何か話したそうなエイジさんの「あー」という声に息を呑む。
『俺だけ？こんな意識してんの』
「……つまり、どういうこと？」
『そういうとこ。空気読めないよねA』
「……すみません」
そんな私に「だから」と少しキレ気味なエイジさんは口を開く。
『何かわかんないけどAの眼中に入りたいって気づいたら思ってんの。
そんな俺の気も知らないでこんなメッセージ残してさ。
…俺ばっか意識してんじゃん』
初めて言葉で気持ちを語るエイジさんの一面を見た。
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02番(プロフ) - Almaさん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2019年4月1日 21時) (
レス) id: 23e627fa3b (このIDを非表示/違反報告)
Alma(プロフ) - めっちゃ良いです！！大好きです！！ (2019年3月31日 11時) (レス) id: 1946b84f54 (このIDを非表示/違反報告)
02番(プロフ) - こうめさん» 光栄過ぎます……ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月29日 8時) (レス) id: 71e1527443 (このIDを非表示/違反報告)
こうめ(プロフ) - 私、このお話すごい好きです、、今読んでいる中で一番です（ ; ; ）更新楽しみにしています。頑張ってください！！ (2019年3月28日 4時) (レス) id: b5712753e7 (このIDを非表示/違反報告)
02番(プロフ) - Le mont saint michelさん» ありがとうございます！楽しみにしていてください！ (2019年3月27日 18時) (レス) id: 71e1527443 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：02番 | 作成日時：2019年3月9日 17時
