〇 ページ4
電撃加入から一週間後。
一番にコラボすることを約束したパオパオチャンネルとのコラボの日。
「せーの、ぱお〜パオパオチャンネルのパ！あずきと！」
「オ！ぶんけいです！そして！」
「こんにちは〜Aです！」
「やばーーーーい！！！！」
食い気味でそう言ったのは小豆ちゃん。
「なんと！Aちゃん電撃加入後初めて、いや、Aちゃんの人生初めてのコラボ、頂きました！」
「あげました！」
「ぃやったーーーーー！！！！」
「ねえ、いつもにましてうるさくない？あーず笑笑」
ぶんけいさんはそう言いながら、小豆ちゃんを指さして笑った。
初めてのコラボだったにも関わらず、アットホーム感満載のパオパオチャンネルは、とても居心地がよくて。
一緒に焼きリンゴを作ったのが楽しすぎて面白すぎて、笑い転げ回って、結局美味しくできた焼きリンゴまで食べれて、とても楽しかった。
その日のうちにすぐにその動画はアップロードされて、
(夢のコラボ！ありがとうございます！)
(Aちゃん人当たり良すぎwww)
(他のチャンネルでても変わらないところ好感度)
なんて、たくさんのコメントを貰って、嬉しかった。
家に帰って、一人でその動画を何回も見て、思い出してまた笑ってると、ケータイの着信音が響いた。
電話なんて珍しいから、慌ててケータイの画面を見ると、「エイジ」の文字。
LINEを交換した日から、なんとなくLINEが続いていたものも、電話での要件ってなんだろう？と思わずすごい速さで出た。
「もしもし」
『ね、何コラボしてんの』
「え？」
『何パオチャンで焼きリンゴ作っちゃってんの』
低い声が耳元で響いて、少しドキドキするも、少し不機嫌そうなエイジさんに驚く。
『初めてのコラボアバンティーズって約束したじゃん』
「いやしてないよ笑」
『した』
「してない笑」
『いつ暇？てか今暇？』
時計を見ると、22時。
「いや遅くない？」
『迎えに行く』
「うそ」
『嘘じゃない。着替えも持って』
「泊まり？」
『ダメ？』
「行けないことは無いけど…」
『おけ。家どこ？』
「えっと…」
あまりの強引さに、気づいたら住所を口走っていて。
『了解。結構近いから20分あれば行くと思う』
「本当に言ってる？」
『ここまで来て言う？じゃ、後で』
そしてまた強引に電話を切られてしまった。
落ち着いてみると、男の人四人の家に泊まるの、相当ヤバいことでは無いのだろうか…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 844人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
02番(プロフ) - Almaさん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2019年4月1日 21時) (
レス) id: 23e627fa3b (このIDを非表示/違反報告)
Alma(プロフ) - めっちゃ良いです！！大好きです！！ (2019年3月31日 11時) (レス) id: 1946b84f54 (このIDを非表示/違反報告)
02番(プロフ) - こうめさん» 光栄過ぎます……ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月29日 8時) (レス) id: 71e1527443 (このIDを非表示/違反報告)
こうめ(プロフ) - 私、このお話すごい好きです、、今読んでいる中で一番です（ ; ; ）更新楽しみにしています。頑張ってください！！ (2019年3月28日 4時) (レス) id: b5712753e7 (このIDを非表示/違反報告)
02番(プロフ) - Le mont saint michelさん» ありがとうございます！楽しみにしていてください！ (2019年3月27日 18時) (レス) id: 71e1527443 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：02番 | 作成日時：2019年3月9日 17時
