【イナゴ】私の両親はエイリア学園最強でした。【シード】 (ページ6)

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「痛っ」私は小さく言葉を発した。

急に足のところに刃物が触れ、きれた。

黒「では、訓練、頑張ってくださいね。」

そう言って、動けない私を置いて重い扉を閉めた。

足から流れる赤いものを見て、私はただただ、悔しかった。

絶対見返してやる。

私が置いて行かれたこの部屋は、とても広い。

天井は10メートルくらいあるだろうか、広さもテニスコートくらい。

辺りを見回してみるとユニホームが目にとまった。

ジャージより、こっちの方が動きやすいよね？

そう思って、置いてあったユニホームに着替えた。

着替え終わった瞬間、ばっと電気がつき、上の方から声がした。

？「今から、訓練開始だ。」

なにを言っているのかわからず動けない私に向かって、すごい速さのサッカーボールが飛んできた。

足が痛くても、サッカーをやっているからか、とっさに体が動いた。

私が蹴ったボールは向こうの壁へとぶつかり、動きが止まった。

貴「なにするんですか！？危ないじゃないですか！！」

？「お前はここに訓練しに来たんだ。甘ったるいことを言うんじゃない。」

「は？」意味わかんない。

あいつの仲間なら、私の足が怪我してんの分かってるでしょ？

？「おい、早く立て。」