【イナゴ】私の両親はエイリア学園最強でした。【シード】 (ページ11)

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ボールを打ち返した後、背中に違和感を感じた。

でもそれはすぐに消え、何かはわからないまま。

私が油断してはいけない、とボールが飛んでくる方を見たら、なにも気配が無くなっていた。

上を見ると、

？「今日の訓練は以上だ。」

そう言い、部屋は暗くなった。

終わりって、いいかげんな。

こんな日々、いつまで続くの？

今日は.........

助けに来てくれないのかな？

意識しないうちに、昨日のことが頭の中に浮かんできた。

昨日は"偶然"だったんだ。

私はそのままうずくまり、なにも考えたくなくて、目を瞑った。

なんでこんなに運が悪いんだろう。

私はただ、サッカーをやりたかった、楽しみたかっただけなのに。

あー、嫌だ。なんでこういうときに限って頭が冴えてるの。

貴「ママ......早く迎えに来てよ。」

それから少ししたときだった。

またドアが開いて、廊下の明るい光が差し込んでくる。

それをみて気付いた。

私、こんなに傷ついてたんだ。

足や、腕、破れたユニホームから見えるお腹の傷。

はぁ、なにやってんだろ、私。

ドアの方を見ると、シュウや白竜ではなく、

知らない男の人が立っていた。