1story ページ2
貴「ええー？なんで？」
緑「なんでも。ダメなの。今仕事中だし。」
私は今、パパの会社にいる。
貴「リュウ兄のケチ！いいもん！！晴矢んとこ行くから！！」
そう言って部屋を飛び出し、晴矢の居る部屋へ行った。
貴「晴矢！サッカーしようよ！早くー！」
南「晴矢お兄さん、だろ？.........てか俺、仕事中だし。また後でな。」
私は、「ケチ！」と言って、その部屋も飛び出した。
最近、みんなが構ってくれない。
小学校の時は仕事中でもサッカーをしてくれてたのに。
私はモヤモヤした気分をなくそうと、パパの会社を出た。
とりあえず家に帰り、入っているクラブの練習の準備をすることにした。
貴「ただいま〜」
奥から出てきたのはママだった。
杏「おかえり。今日は早かったじゃない。」
貴「みーんな、私のこと、構ってくれないんだもん！」
ママは、笑いながら、私にユニホームを渡した。
「笑わないでよぉ。」そう言い、私は自分の部屋に行き、ユニホームを着た。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「お疲れ様でした」
あちこちから聞こえる声。
やっていても楽しくない、クラブがやっと終わった。
このチームは全国で1番強いけど、なんか物足りない。
だから晴矢とかに相手して欲しかったのに。
そう言いながら、河川敷の横を歩く。
貴「あーあ！もっと楽しいことないかなー！」
なんとなく、叫んでみた。
すると、後ろから声をかけられた。
？「楽しいこと、ありますよ。」
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作者名：弥風 | 作成日時：2018年1月26日 18時
