第7話 ページ9
レ「……い、おい!ロキ、起きろ!!!」
ロ『……来ると思ったよ。レイ。』
レ「……お前、何を隠してる。」
ロ『……4人になった時、話すよ。』
レ「……。」
レイは不満そうだが、イザベラが何を聞いているのか分からない。
夕方、
4人で森に来ていた。
レ「さっきの続きな。まず、二人は何処から来た。」
ノ「キャロルはコニーの代わり。」
ロ『つまり、商品の補充だ。』
レ「あぁ。個々が農園なら、商品が補充され続ける拠点があるってことだ。」
エ「私たちも皆、そこから来たってこと?」
ロ『その可能性は十分にある。』
ノ「ママ以外の大人がいるってのも厳しいね。他にも農園があるかもしれないし。鬼に従う大人が生まれた時から支配下にいるのか。捕獲されたからなのか。」
ロ『それだけでも、出た先の世界は随分と変わるか?』
ノ「そう。」
レ「でもまず考えなきゃいけないのは、全員をどう逃がすか。 …そして、発信機のありかだ。」
エ「あれから身体中探したけど、何処にもなかったよー?」
エマが体の側面を触りながら答える。
ノーマン「服や、靴にもね。」
レ「人間の科学技術の常識から考えれば、恐らく電波を使った発信機。」
ロ『電池は、10年以上保つ高性能。そして、キャロルをあの時、抱っこしたが俺には分かった。』
エ「……え??」
ロ『発信機は、耳にある。』
レイ「ナユタが言った通り、電池。電池寿命が１０年以上で、手術痕が残らないほど超小型。 ２０１５年当時じゃ、多分実現不可能な代物。……は？耳？」
ロ『キャロルの耳に、蚊に刺された様な跡があった。』
エ「それって……。」
ロ『年月が経過する度に跡が消えていく代物だ。』
レ「ましてや鬼独自の技術ならお手上げだ。」
ノ「確かに。」
エ「え。」
それって……、
エ「つんでない?」
レ「つんでる。」
エ「だめじゃん!!」
ロ『……手術跡、見に行くんじゃないのか?』
エ「そうだった!」
エマ達は急いでキャロルの所へ向かった。
俺は能力を使って木の上から夕日を眺めてから、エマ達のあとを追った。
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年7月3日 13時) (
レス) @page41 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
pjaj68kn5eshmbz(プロフ) - いちご猫さん、コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年5月24日 6時) (レス) id: 5337123690 (このIDを非表示/違反報告)
いちご猫 - お話も読みやすくて楽しく読ませていただきました！これからも更新頑張ってください (2021年5月24日 4時) (レス) id: c95597825f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナリダガルダ | 作成日時：2021年5月15日 19時
