第32話 ページ36
冷静になって考えたら何もないのも納得だ。
何故ならミネルヴァさんが二つを行き来しているならいつも此方にいるとは限らないし、
この荒野に鬼が彷徨いてなくても
「人間がいる」ってすぐ分かるようにはしないだろう。
現に昨日の夜、皆が寝てるタイミングでペンを開いて続きを見ようとしたけど何も見れなかった。
正しい答えを入力しても次の情報に進めなかったのだ。
ロ『エマ、ペン貸して。』
エ「あっ、うん！はい！」
ロ『……ｸｽｸｽｯ……あの人をどう殺ろうかな……ｸｽｸｽｯ……。』←
レ「とんでもない事を言ってんじゃねぇよ。」←
ロ『おっ、皆見てみろ!』
レ「無視かよ。」←
エ「これって…!!」
やっぱり、此処じゃなきゃ見れなかったんだな。
だからハウスにいた時も何も映らなかったし、ノーマンも当然見れなかったから何も言ってなかったのか。毎回変わる暗号が厄介だが本を確認しなくても覚えてる範囲だったからすぐ解除出来た。
レ「地図だ…地下への入口がある!!あの辺り!探せ!」
そう、映されたのは地図。何もないように見えるけどこの辺りに地下があったんだ……。
エマ達が入口を探しに走り出した瞬間。
映像からピピッという音が鳴り、
《WELCOME UNLOCKED》
という表示と共にエマの後ろの地面から入口が現れた。
「本当にあった!」
「ウソつきじゃなかった!」
ロ『うん…最初から知ってたしな?少しおちょくっただけだろう。……とりあえず行こう。』
エ「うん!」
順番に階段を降りて先に進む。もしかしたら此処にミネルヴァさんがいるかもしれない。人間の世界の方に外出中だ。とかだったら流石に笑えないけど。この場所は見たところ人間用の地下シェルター。俺達の他に誰かいたりするのか…。私達以外で生きてる人間なんて可能性薄いけど。
ジェ「エマ!あのドアの向こう、音がする!」
ジェミマの言う通り彼女が指す扉から物音がする
。エマが扉をノックして開けると其処はモニタールームのような部屋で、誰も居なかった。
そしたら、
？「やぁ、君達。よく来たね。」
人が居た。
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年7月3日 13時) (
レス) @page41 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
pjaj68kn5eshmbz(プロフ) - いちご猫さん、コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年5月24日 6時) (レス) id: 5337123690 (このIDを非表示/違反報告)
いちご猫 - お話も読みやすくて楽しく読ませていただきました！これからも更新頑張ってください (2021年5月24日 4時) (レス) id: c95597825f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナリダガルダ | 作成日時：2021年5月15日 19時
