第19話 ページ23
やっと…ハウスの外へ出た。出荷される事もなく生きて外へ出た。もう子供達を見殺しにして苦しい思いをする事もない。本当の自由への一歩を踏み出せたんだ。だけど外は鬼の社会。ママの言う通り危険だらけだ。
俺は超電磁砲の能力がある為、コインも900枚ぐらい持参している。
ド「見ろ!」
森を抜けた先で輝いた朝日の眩しさに目を瞑る。なんて綺麗なんだろう…。ずっと籠の鳥だった俺達にとってこの朝日は…。
エ「最初の朝だ…。」
外での生活の第一歩だ。
今世で初めて見る外は原生林が広がっていた。
空気も綺麗で良いな…これぞ自然って感じがする。
子供達も体力の限界がきているため、ひとまず朝食を取る事にした。
レ「ロキ。」
ロ『ん?』
レ「悪かった。俺が諦めたからお前やエマに任せきりだったし……。俺…。お前の事絶対守るって初めから決めてたのに死のうとしてた。」
ロ『俺は良いが…エマには謝ったのか?』
レ「あぁ、さっきエマとアンナに謝ってきた。もう誰も切り捨てないってエマに誓った。」
ロ『追加だ。もう二度と死のうとしない。この事をこの場で誓えるか?』
レ「!!」
ロ『覚えておけ。レイ。俺はもう、家族を失うのは嫌なんだ。お前が、死のうとしているのを知った時、思いっ切りぶん殴ろうかと思った。
だが、そこで我慢出来ずにお前をどついたらノーマンの計画が台無しになるからな。
お前が思っている以上に俺達家族はレイの事大好きなんだよ。死ななくてもレイに何かあったら、ちびっ子達が泣くぞ?』
大事な弟妹泣かして良いのか〜?
とレイの鼻つついておちょくったらキレられた。
うん、お前はツンデレってキレてるのが一番良いよ。朝食を食べ終えて再び森を歩いているとふと違和感を感じて振り返る。ヤバい。他の子達が居ない!!
サーチの能力を活かし、場所を探った。
ロ『エマ!ドン達の居場所が分かった!浮遊するぞ!!!』
俺は浮遊の能力を使い、サーチの能力も使いながら、ドン達の居る方向へ向かった。
ズルッ
ロ『?!』
……まさか脱獄早々こんな展開になるとは思わなかったな…。
地下で無事にギルダ達と合流出来た俺達はこの地下を探索する事にした。
けどおかしい…。俺達が落ちて普通穴が開いてるはずなのに光が差していない……。もう塞がった…いや、塞がれたというべきか????やはりあの木も一種の生き物ではないのか……興味深い……。
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年7月3日 13時) (
レス) @page41 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
pjaj68kn5eshmbz(プロフ) - いちご猫さん、コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年5月24日 6時) (レス) id: 5337123690 (このIDを非表示/違反報告)
いちご猫 - お話も読みやすくて楽しく読ませていただきました！これからも更新頑張ってください (2021年5月24日 4時) (レス) id: c95597825f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナリダガルダ | 作成日時：2021年5月15日 19時
