第13話 ページ17
ーノーマンsideー
ロ「……ノーマン。少し良いか。」
ノ『ん?どうしたの。ロキ。』
ロ「少し見てもらいたい物がある。」
ロキはポケットからペンを取り出した。
ノ『……これは……。』
ノ『ただのペンじゃない。』
ロ「あぁ。俺の寝室の机の引き出しに入っていた。クローネからの贈り物だ。」
ノ『え!シスターから?』
ロ「あぁ。……ミネルヴァさんが、此処へ向かえと言っているようだな。ノーマン。今からでも抗ってみようと思わないのか?今でも遅くはない。」
ノ『……。』
ロ「どの道、彼奴らは痛い目を見る。ざまぁみろってんだ。」
あの時のロキの声と姿。
怒るととても怖いと感じた。
小娘と言ったあの声。
あの嗤い声。
ただでさえあの威厳は本物だった。
カッコいいと思った僕は、今どんな顔をしているんだろう……
ノ『僕も、ロキみたいに余裕があったらな……。』
ロ「……。だが、ノーマンも物事を断る事をしないじゃないか。」
ｳｯ……。痛い所突かれた……。
ロ「エマの様子を見に行こう。」
ノ『そうだね…。』
ロ「元気出せよ。いつものノーマンらしくないぞ？」
そう言って、ロキはﾆｶｯ(*`∀´*)と笑って見せた。
あぁ…ロキは1番欲しい時に、その言葉を与えてくれる。
それだけで、僕は泣き始めてしまった。
それから、抱き着いた
ロ「思う存分泣け。涙の跡が残んないと良いけどな……。」
僕はしばらく抱きついていた。
ロキは。優しく頭を撫でてくれた。
それだけでも。僕は嬉しかった……。
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年7月3日 13時) (
レス) @page41 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
pjaj68kn5eshmbz(プロフ) - いちご猫さん、コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年5月24日 6時) (レス) id: 5337123690 (このIDを非表示/違反報告)
いちご猫 - お話も読みやすくて楽しく読ませていただきました！これからも更新頑張ってください (2021年5月24日 4時) (レス) id: c95597825f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナリダガルダ | 作成日時：2021年5月15日 19時
