94.おしおき。 ページ3
ーAsideー
私の目が覚めたことにより、天月さん、そらるさん、坂田さんは帰って行った。
お仕置き、という言葉が頭にずっと残って離れないまま、３人を見送った。
まふ『そうそう、お引越しのことなんだけどね。』
A『……？』
まふ『家はもう決まってるんだ。お引越業者さんも3週間後くらいに来る。』
A『うん』
まふ『だから、今日はAちゃんにお仕置きしようと思ってるんだ。さっきも言ったけど』
A『お、お仕置きって何…？』
おずおずとまふくんに聞くも、妖艶な微笑みしかかえってこない。
どうしよう、やっぱり怒っているのだろうか。
黙って勝手に家を出て、こんなにボロボロで帰ってきたのだ。そらるさん達にも沢山の迷惑をかけた。怒らないはずがない……。
まふ『…………』
ぐい、と手を思い切り引っ張られ、連れてこられたのはまふくんの部屋の見慣れたベッド。
ベッドに押し倒され、両腕をまふくんの片手で固定されてしまう。
まふくんの片手のみで私の両腕はがっちりと固定されてしまうほどの体格差があるのだ、と驚く。
まふ『……どう？動ける？』
そう言われ、腕を動かそうと試みるも全く解けない。私の両腕を掴む手は力強くはあるものの、全く痛くない。さほど力を入れていないだろうか。
A『……動け、ない』
まふ『本当に力ちょっとしか入れてないのに抵抗できなくなっちゃったね…？』
何を、する気なのだろうか。
師音さんの時みたいな恐怖心は無いが、まふくんが何をしてくるのか予想ができないため不安はある。
嫌われたらどうしよう。もう一緒に居られなくなったらどうしよう。口を利いてもらえなくなったらどうしよう。
様々な考えうる不安が頭をうずまく。
まふ『なんで勝手に、あんな手紙まで置いて出て行ったの？』
A『……雪月さんに、会社に呼ばれてて…それで……』
まふ『危険だってわからなかった？なんで僕に何も言ってくれなかったの？』
A『あの……それは、その…』
まふ『…………なに？』
眉間にシワがよっている。まふくん、やっぱり怒ってる。
A『……そこに行かないと、まふくん達が全員バラバラになっちゃうって言ってて……だから…』
まふ『＿＿＿＿＿＿＿＿……
なんで、いつも人のためにしか動かないの』
A『え…？』
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ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2021年4月1日 14時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
あお★@発狂同盟 - ねこた こたつさん» 初めまして!!!今日この作品を見つけて今日中に見たものです…とっても面白かったし、ちょっと泣きそうになりました。今は忙しいと思いますか、作者のペースで頑張ってください!!! (2020年3月8日 21時) (レス) id: 130c72dd6a (このIDを非表示/違反報告)
ののの - お久しぶりです！何日か振りにきたらいつか振りに更新されててわああわあわわあ(すいません嬉しいですありがとうございます！！ (2020年3月4日 1時) (レス) id: 9e3a24b4f9 (このIDを非表示/違反報告)
ののの - 謎に感動してます！！更新ありがとうございます。 (2019年9月13日 16時) (レス) id: 448bbe21b5 (このIDを非表示/違反報告)
こもりうた - 続き、楽しみにしてます！！更新頑張ってください！ (2019年7月26日 14時) (レス) id: c6ad46fdd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこたこたつ@小雪姫 | 作成日時：2019年6月27日 2時
