彼を知る ページ4
「なぁリンタロウにまたイタズラ仕掛けようぜ！」
「それいいな！！」
「今度はゴミ入れる？」
男子達の言葉に私は腹がたった。
あんなに優しい彼はアンタらに何したの？
私は男子達の側へゆっくりと歩いて行った。
「だよな〜ww」
男子の中の一人が私に気付き、怖い顔をした。
「おい...！...おい...」
一人の男子が私に気付き怯えていると、他の男子達は呆れ、苛立っていた。
「んだよ、今せっかく良いとこなのに」
「雰囲気壊すなよな〜」
何事かと他の男子達も私の方を向いた。
私に気付いた男子達は顔を強張らせ、必死に謝り倒してきた。
「ひぃぃぃぃ！」
「すいません！すいません！」
「もうイタズラはしません！！」
「「「許してください！！！」」」
私は静かに言った。
『まだ何も言ってないし、それ私に謝る事じゃないよね？けど...』
黙り込んだ男子達に怒りを含んだ声でその中の一人の胸元を掴んで言う。
『罪のない子を巻き込むな
今度やったら許さない』
その一言、言うと男子達は怯えて壁際へと逃げて、
「す...すっいませっん！！...もうしません！」
と涙交じりの声で訴えると、その場から逃げて行った。
その後、リンタロウ君にイジメが無くなったのかと言われれば、私もよくは知らない。
私が居ないところでイジメられたかもしれない...
けれど彼の表情には明るい笑顔が戻っていた気がした。
彼は少し怯えていたけど、時間が経つにつれ、
彼の私を見る表情は優しくなっていくことがただ
嬉しかった。
何故こんな感情が浮き出るのか分からない、けど。
彼の事をもっと知りたいって思った。
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フォルティス(プロフ) - 純（仮）さん» ありがとうございます！ (2019年9月17日 22時) (
レス) id: 9529d31184 (このIDを非表示/違反報告)
フォルティス(プロフ) - ドS悪魔Akariさん» ストーリー的にもうちょっと進んだら会話を挟もうかと思ってます(´ω`) (2019年9月17日 22時) (レス) id: 9529d31184 (このIDを非表示/違反報告)
純（仮） - おもしろかったです！ (2019年9月17日 17時) (レス) id: b6bc3c9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
ドS悪魔Akari - あんまりミサキさん出てきてないような…名前は、出てるけど喋っては無いよね？あ、更新頑張ってね！ (2018年12月2日 22時) (レス) id: 98cd809317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フォルティス | 作成日時：2018年6月25日 11時
