古都の願いは...。 ページ13
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スゥー......目が開いた。私は...ここは...
パチっ！そうだ！リンタロウ君！！
電車で会った「リンタロウ」と呼ばれた少年を探した。
もしかしたら、私の知ってるリンタロウくんかもしれないって...。
私はいつのまにか寝ていた様で何故病院に居るのか、不思議だった。
手や口に付けられた酸素発生器と点滴を取って、その部屋を出た。
全速力でどこかも分からない場所をひたすら走った。
ドスっ...走っていたら曲がり角で誰かとぶつかった。
「おっと、ごめんね〜...おや？この子は...」
「警部この子が例の子かと」
警部と呼ばれたその人は手を顎に持っていって考え混んでいた。
けれど、私はその人達に言ってその場を離れた。
『私、行かなきゃだから、誰だか分かんないけど、じゃあね！』
「あっ...ちょっ！！」
私はひたすら走った、同じ所を周回している気がする。
その内、息切れが激しくなり呼吸するのがやっと
、立っている事にも限界が近付き、私はしゃがみこんでしまった。そのあとは何も覚えていない...
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気付けば白い天井に日当たりの良い部屋、テレビの音、紙をめくる音が聞こえ、私には酸素発生器と点滴が付けられていた。
「目が覚めた〜？」
『.........さっきの...』
「我々は警察だ」
のんびりとした緩やかそうな人の横の背の高い
綺麗...だと思う女性は警察なら持っている警察手帳を取り出し、私に見せてくれた。
「突然ごめんね〜」
『さっきはぶつかってごめんなさい...』
「そんな事より、」
「まぁまぁツバキちゃん抑えて抑えて。」
「僕らは全然大丈夫だからさ〜♪」
『はぁ....』
緩やかすぎて逆に呆れた。こんなんで警察が務まるのかと...
「まず自己紹介かなぁ、看護士さん呼ぶのはその後でいいかなぁ〜？」
私が頷くのを確認すると、緩やかな人は事を進める。
「僕は神崎 ソウシロウ、んでこっちの女の子が僕の相棒の一条 ツバキちゃん」
『私は...』
あ...れ...？...。私...苗字なんて言うんだっけ...？
あったはずの苗字は私の中から、すっぽりと消えていた。
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フォルティス(プロフ) - 純（仮）さん» ありがとうございます！ (2019年9月17日 22時) (
レス) id: 9529d31184 (このIDを非表示/違反報告)
フォルティス(プロフ) - ドS悪魔Akariさん» ストーリー的にもうちょっと進んだら会話を挟もうかと思ってます(´ω`) (2019年9月17日 22時) (レス) id: 9529d31184 (このIDを非表示/違反報告)
純（仮） - おもしろかったです！ (2019年9月17日 17時) (レス) id: b6bc3c9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
ドS悪魔Akari - あんまりミサキさん出てきてないような…名前は、出てるけど喋っては無いよね？あ、更新頑張ってね！ (2018年12月2日 22時) (レス) id: 98cd809317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フォルティス | 作成日時：2018年6月25日 11時
