ユウヤの絶望 悲しみ ページ11
『ハァハァ...ごめんなさい...殴ってしまって...
ごめんなさい...ごめんなさい(痛いよ...苦しいよ...)』
犯人は私に抱きしめられたまま、包丁をゆっくりと抜き始める。
「何で、何で！！何で、何で何で何で！！！」
『苦しかったよね？悲しかったよね？ごめんね？
私を殺してもいい、お願い、他の人は見逃してよ(苦しい...息しづらい...死ぬのは怖いよ...)』
「.....僕、お母さんより大切な人を見つけられた......僕の事を考えてくれる人に.........」
犯人の濁ったような絶望しきった目はなくなり、
普通の青年の顔付きだった。
「ごめん、僕は何でこんな事......もうちょっと早くあんたに出会っていればよかった......」
犯人は弱くなった私の手を振りほどき、私の頬を伝っていた涙を優しく指先で拭ってくれた。
優しい目になった犯人は私の頬を撫で、おでこに口付けを残した。
「おい、その子に何してんだよ！この犯罪者！！」
家族の１人の男の子が犯人に向かって、怒りをぶつけていた。
それは父親を殺され、悲しみに満ちた男の子の姿だった。
『だ......め.........こっ...き......ちゃ......』
「煩い......！邪魔者は黙っててよ！！」
「リンタロウ！！」
グサッ！犯人はリンタロウと呼ばれた男の子を刺そうとするとその母親はリンタロウと呼ばれた男の子を庇って、母親の腹部に何度も何度も包丁を突き刺した。
だめ...やだよ...これ以上犠牲者を出さないで...。
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フォルティス(プロフ) - 純（仮）さん» ありがとうございます！ (2019年9月17日 22時) (
レス) id: 9529d31184 (このIDを非表示/違反報告)
フォルティス(プロフ) - ドS悪魔Akariさん» ストーリー的にもうちょっと進んだら会話を挟もうかと思ってます(´ω`) (2019年9月17日 22時) (レス) id: 9529d31184 (このIDを非表示/違反報告)
純（仮） - おもしろかったです！ (2019年9月17日 17時) (レス) id: b6bc3c9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
ドS悪魔Akari - あんまりミサキさん出てきてないような…名前は、出てるけど喋っては無いよね？あ、更新頑張ってね！ (2018年12月2日 22時) (レス) id: 98cd809317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フォルティス | 作成日時：2018年6月25日 11時
