覆すものと埋めようとするもの ページ25
『凶器なんて持ち歩いてる方が不自然だもん♪
そんなのとっくに捨てたよ』
「ふーん...。でもさっき注射器のある場所は分からないって言ってたよね？」
『そんなの困惑するあんたらの顔見る為に決まってるじゃん♪』
「怪しー...。」
その場の全員が違和感と沈黙に流され、狼は
私だと誰もがそうだと思っていたはずの空間。
その時だった。
「そういえばミホさんの遺体、髪や服一切乱れていなかったよね？」
「何が言いたいんだよ」
「だから、争っていないんじゃないかな？」
「じゃあAちゃんは彼女にバレないように近づいて殺したとか？」
「すげー！忍者じゃん！」
「それと、病室で睡眠薬と１つ減っている注射器を見つけたんだ。だからAさんの言う注射器が凶器なのは事実なんじゃないかな」
「そういやワタシもその睡眠薬見たなー。」
「しかも、睡眠薬は２、３条使われていたんだよ！」
「そ、そういえば...。わたし、サトルさんがミホさんにコーヒー渡してるの見ました...。」
ヤバッ！！このままじゃ...
「そういえば、ウチも昨日サトルさんにコーヒー勧められたんやった...。コーヒー飲めへんから遠慮したんやけど...。」
「ふーん。超怪しいじゃん！」
「グッ...」
サトルさんは苦し紛れに「そんなの知らん！記憶にない！」との一点張り。
そして、ついには私へなすりつけるような言葉を放つ。
「そんなこと言ったら、昨日ミサキさんに料理を振舞ってもらった時、そいつも俺にコーヒーを進めてきやがったんだ！！な！そうだよな！！
狼は俺じゃない！！」
私は「そうだ」、と名乗りでようとすると後ろから口を塞がれ強い力で引き寄せられた。
『んー！！？？』
「ごめんね〜？Aちゃん♪」
口を塞ぎ、私を引き寄せたのは飯田くんだった。
私を捉えた彼の目は冷え切った目で笑みを含んで笑っていた。
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フォルティス(プロフ) - 純（仮）さん» ご指摘ありがとうございます!分かる範囲で修正させていただきました、これからもこの作品を楽しんでいただけると幸いです^ ^ (2019年9月17日 22時) (
レス) id: 9529d31184 (このIDを非表示/違反報告)
純（仮） - あ、最初のほうだけですけど、、、 (2019年9月17日 17時) (レス) id: b6bc3c9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
純（仮） - おもしろかったです！ただ、、、ほとんど名前が梓だったのですが、、、主人公の名前、あってますか？ (2019年9月17日 16時) (レス) id: b6bc3c9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
フォルティス(プロフ) - 葵さん» 楽しみにしていただき、光栄です(*´ω｀*)更新頑張ってキープしますね(//∇//) (2018年6月22日 18時) (レス) id: 9529d31184 (このIDを非表示/違反報告)
フォルティス(プロフ) - ゆうみさん» ありがとうございます(*´ω｀*)ご期待に添えるよう頑張っていきたいと思いますね(//∇//) (2018年6月22日 18時) (レス) id: 9529d31184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フォルティス | 作成日時：2018年5月22日 18時
