裏切り者は...？ ページ16
「この参加者の中に何食わぬ顔して、狼がいるのは間違いない...。」
「いよいよ、狼ゲームが本格的にスタートしたという事だね...。」
そこにはいつのまにか戻ってきたリンタロウの姿があった。
「あの子は？」
「あぁ、うん♪少しの痣と後頭部の傷で気を失っただけだと思うんだ♪」
「痣と後頭部の傷？」
「ミサキちゃんとチエちゃんと僕の考えはこう。
ミホさんを殺した狼を見つけた、Aちゃんは
証拠写真を撮ろうとして、移動していたが、何かの拍子で音を立ててしまった。」
「殺した所を見られた、狼はそのまま彼女を襲ったのか...。」
「でもよ、何で殺さず逃げたんだ？」
「Aちゃんは植物室へ行く前、ミサキちゃんとチエちゃんと一緒に、建物の中を探索してたんだって。
でも何故か、Aちゃんは一階と二階を繋ぐ階段で二人を止めて、Aちゃん一人で二階に上がって行っちゃったんだって。」
「えー？何だよ、それ...。滅茶苦茶怪しいじゃん...。」
リンタロウは続けた。
「けど、数分後何かが、壁にぶつかる音が聞こえて、二人はAちゃんを呼んだら、返事は返ってこず、植物室を覗いたらミホさんの遺体と気を失ったAちゃんが居たんだって〜♪」
「つまり、その壁にぶつかる音は水無瀬が壁にぶつかった音...で、狼は自分の存在がバレないようにその場から逃走...。」
「そういう事じゃないかな〜♪」
「それに刺殺なら、凶器があるはずだ。それなのにその場に凶器が無い、という事は水無瀬は狼候補から外してよさそうだな」
「私もそう思います」
凶器の謎は深まるばかりで、時間が惜しくなった
メンバーはそれぞれに探索を始めた。
一方、ミサキさんやチエさんは梓さんが目覚めるまではと看病に当たっていた。
――――――
ミサキside
「(Aちゃん...目、開けてくれるかな...)」
私はAちゃんをチエちゃんに任せ、キッチンでお腹を満たす為、料理を作っている。
こんな時にお腹が空くなんて非常識なのは
分かっているつもり...けど...どうしてもお腹は空く。
Aちゃんは狼じゃない、私にはそうとしか思えなかった。
Aちゃんはちょっと無愛想かもしれない、口が悪いかもしれない、けど、私は優しくて誰よりも人の事を想える子なんだと思う。
恨んでる相手なのに、まるで救いたい人のように思える。
まるで...
まるで、
古都ちゃんのように......
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フォルティス(プロフ) - 純（仮）さん» ご指摘ありがとうございます!分かる範囲で修正させていただきました、これからもこの作品を楽しんでいただけると幸いです^ ^ (2019年9月17日 22時) (
レス) id: 9529d31184 (このIDを非表示/違反報告)
純（仮） - あ、最初のほうだけですけど、、、 (2019年9月17日 17時) (レス) id: b6bc3c9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
純（仮） - おもしろかったです！ただ、、、ほとんど名前が梓だったのですが、、、主人公の名前、あってますか？ (2019年9月17日 16時) (レス) id: b6bc3c9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
フォルティス(プロフ) - 葵さん» 楽しみにしていただき、光栄です(*´ω｀*)更新頑張ってキープしますね(//∇//) (2018年6月22日 18時) (レス) id: 9529d31184 (このIDを非表示/違反報告)
フォルティス(プロフ) - ゆうみさん» ありがとうございます(*´ω｀*)ご期待に添えるよう頑張っていきたいと思いますね(//∇//) (2018年6月22日 18時) (レス) id: 9529d31184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フォルティス | 作成日時：2018年5月22日 18時
