【るろうに剣心】剣と蝶

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(私は事故にあって死んだのだろうか。)

目が覚めて周りを見渡すが一面真っ白な世界にわたしはいた。

前から見覚えのある2人が歩いてくるのがわかった。
その2人を見た途端涙が溢れてくる。
優しく、いつも幸せをくれていた両親だ。

すぐ前に立つとパパとママは私を抱きしめてくれた。
優しく温かい…でもたまに見せる切ない表情はどうして?

「ごめんね、パパ。ママ。
私もう限界だったんだ、迎えに来てくれたの?」

私は2人にそう問いかけると、2人は目に涙を浮かべ
「Aごめんな。お前は連れて行けない。
お前はこれから新しい世界で幸せになるんだよ。」

その言葉だけ伝え2人は白い光に包まれ消えていった。

「待って、私も一緒にっ!」


そこで目が覚めてしまった。
周りを見渡すと見慣れない森の中。

「ここどこ?私事故にあって…死んだんじゃ…
どうして、連れて行ってくれなかったのっ。」

さっきの事が夢だとは思えないほど温かく、
私の頬を静かに涙がつたっていくのを感じた。


やっと落ち着き、この現状を理解しようと頭をフル回転させる。

すると、



─「お前、何者だ。」

私の後ろの木の陰から刀を持った同い年くらいの男の子が現れた。

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