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ヌナに声をかけたのは国内でも人気の俳優さんで、今回ヌナが主演のドラマで相手役をするパク・ゴヌさんだった。
年齢は確かヌナと同い年で身長も俺より少し高い。
180ちょっとあった気がするし、男の俺から見てもかっこ良かった。
『どうしてここに？』
「あれ、言いませんでしたっけ？
僕も今回プレゼンターをさせていただくんですよ。」
『あぁそうだったんですね、お互い頑張りましょう。』
彼と仲良さげに話すヌナだけれど、何故かそこに距離があるように感じて。
そういえば、ヌナは基本男の人には徹底して近づかないようにしていたな、と彼女のアイドル時代のことを思い出した。
そしてそんなヌナが俺にわざわざ声をかけてくれたことが嬉しくて、優越感に浸ってしまう。
「初めまして、パク・ゴヌと申します。
防弾少年団のジョングクさん、で間違い無いですか？」
「あっ、はい、ゴヌさん、もちろん存じ上げてます。
ジョングクです、よろしくお願いします。」
と、そんなことを考えていると、彼女の方しか向いていなかったゴヌさんが、突然こちらを振り返って爽やかな挨拶をしてくれた。
大人の余裕って感じで、焦って言葉に詰まる俺とは全然違う。 優越感に浸ってる場合ではなかった。
「彼とはお知り合いで？」
『はい、OSTの件で。』
「あぁそうだった、合作だとおっしゃってましたね。
楽しみにしてます。」
にっこり笑ってそう言った彼は、あろうことかヌナの腰にそっと手を添える。
自然としたように見えるけれど決して距離は近くなく、一応パーソナルスペースは守っているようだった。
だけれどその瞳には俺もよく知っている特有の熱がこもっていて。
それを見てしまったら急に頭に血が上って、その腕を今すぐ払ってやりたかったけれど、俺にそんな権利なんてないしここで荒事を起こすのはよくないから。
耐えないといけないのはよくわかっていたけれど、見ていられなくてつい目を逸らした。
「っ！」
と、その先で、目に入ったそれ。
途端、俺の体がコントロールできなくなって、気付いたらヌナの手を無理矢理引っ張ってその場を足早に離れていた。
俳優さんの後ろから聞こえる戸惑いの声とか、ヒョンたちのびっくりしたような、そして咎めるような声とか、全部聞こえない。
さっきまでのくだらない考えは全部振り払ってしまっていた。
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をーみん(プロフ) - MARIさん» コメントありがとうございます！更新遅くなって申し訳ございません…2人の可愛さが伝わればなぁと書いておりますので、そう言っていただけて嬉しいです！続々編でもよろしくお願いいたします。 (2021年8月22日 1時) (
レス) id: bfe74d0653 (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - もー！めちゃくちゃキュンキュンしますー！2人とも可愛すぎてニヤニヤしちゃいます（笑）続き楽しみにしてます★ (2021年7月25日 9時) (レス) id: de6259910f (このIDを非表示/違反報告)
をーみん(プロフ) - とうふねこさん» 初めまして、コメントありがとうございます！キャラクターのイメージには私も頭を悩ませておりましたので、そう言っていただけて本当に嬉しいですありがとうございます！がんばります！ (2021年7月1日 5時) (レス) id: bfe74d0653 (このIDを非表示/違反報告)
とうふねこ - 一気読みしてしまいました！キャラクターもイメージしやすくてとても読みやすいです。更新されるのを待ちながらまた最初から読んできます！応援しております！ (2021年6月30日 23時) (レス) id: 01fab4d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
をーみん(プロフ) - りんさん» わ〜！初コメントですありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです、更新頑張ります！ (2021年5月16日 0時) (レス) id: bfe74d0653 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：をーみん | 作成日時：2021年5月11日 2時
