黄金マンネ奮闘記【JK】 (ページ42)

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『事務所まで来ていただいてすみません、ありがとうございます。』

にっこり微笑み、俺を出迎えてくれる彼女。

「あっ、い、いえ、こちらこそです！」

只今、チョンジョングク、大好きな人と部屋に2人で、テーブルを挟み向かい合って座っています。

『一応いくつか作ってみたので、先に聞いてもらっても良いですか…？』

心配そうに眉を八の字にするSUIさんに、はい、と小声で返事をした。

というかこの短期間でいくつか作れるものなのか？
ちょっとよくわからない…。

そんなことを考えている間にも、彼女はパソコンを開き曲を流す準備をしてくれている。

流れる音に集中するため、自分に喝を入れて耳を済ませた。

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テヒョニヒョンとジミニヒョンに励まさて、単純ながら何だが何でもできる気分になった俺は、居てもたってもいられずジムにでも行こうと部屋に戻って準備を始めた。

カバンに着替えを詰め込み、よしっ、と立ち上がったところでﾋﾟｺﾝｯとスマホが鳴った。

少し肩が上がって、恐る恐るポケットからスマホを取り出す。

電源をつけてカトクを開けば、SUIさんから返信が来ていた。

〈お疲れ様です！
実は少し作業に詰まっていて、ちょうどジョングクさんの意見も聞きたいなと思っていたんです。〉

彼女から送られてくるメッセージに、自分の名前があるだけで心臓が早鐘を打つ。

本当に自分が単純過ぎて嫌になるな。

それでも仕事の話だからと、一度深呼吸をして心を落ち着かせる。

録音したものを送っていただければ、と文字を打ったところで、さっきヒョン達に言われたことを思い出した。

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